日別アーカイブ: 2024/11/06

グラウンド整備にかける人たちの物語!『あめつちのうた』

野球に興味ある人もいれば、まったく興味ない人もいます。そんな興味がない人でも、一度は聞いたことのある言葉が甲子園球場です。さて、甲子園球場で何を連想しますか? 多くの人は、プロ野球の阪神タイガースもしくは高校野球と答えるでしょう。

甲子園球場は、内野が土で外野が天然芝。茶色と緑のコントラストが美しい球場です。その土と芝は、阪神園芸が管理しています。そこで働く青年を主人公にしたマンガが『あめつちのうた』です。本作は、朝倉宏景先生同名小説を、オノハラ先生作画でコミカライズしました。 続きを読む

テレビ局の裏側を描く!『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】』

情報を得るための手段は、テレビや新聞、雑誌のほかインターネットがあります。総務省の調査では、情報源・娯楽としての重要度および各メディアの信頼度においてテレビをあげる人が全年代で多いという結果です。

近年ではインターネット(SNS)に押され気味なイメージもある中、今でもテレビは一定の影響力を持っています。そのテレビ局で働く人をテーマにした作品が、佐々木倫子先生の『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】』です。 続きを読む

看護師 vs やっかいな患者とのトライアルアンドエラー『おたんこナース』

病院で連想する言葉を聞かれたら、あなたはどう答えますか? こう質問をされたら、多くの人は「医師」もしくは「看護師」と答えるのではないでしょうか。実際、看護師は患者さんのケアを行う仕事なので、チーム医療で中心的な存在です。

さて、白衣の天使と呼ばれることが多い看護師。その実態は、患者さんのケアや医療補助にと忙しい仕事です。その姿を見ていると、白衣の戦士のほうが似合うのではないかと思うこともよくあります。そんな看護師の実際を描いたマンガが、佐々木倫子先生作・小林光恵先生監修の『おたんこナース』です。 続きを読む

地域住民の健康を守るために奮闘するお仕事を描く『保健師がきた』

医療関連の資格は、種類もさまざま。その中に保健師という資格があります。具体的な仕事内容は、地域の人たちに向けた保健指導や健康相談などです。ただ、看護師・助産師のようにあまり知られていない現実があります。

実際、就職先も市区町村にある保健センターや役所が多く、医療機関で見かける機会が少ないのは確かです(出典:マナビジョン)。今回は、コロナ禍で活躍した保健師の仕事を描いた埜納タオ先生の『保健師がきた』を紹介します。 続きを読む

怖い女を描く『安野モヨコ選集 プレイボーイ団地/脂肪と言う名の服を着て』

第1弾『さくらん』のレビュー記事はこちら

「内清外濁」「人は見かけによらぬもの」など、人間の内面と外見を言い表した四字熟語・ことわざはたくさんあります。見た目だけで人を判断して、あとで大変な目にあったことのある人も多いのではないでしょうか。

自分に自信がなくなると、つい嫉妬心を抱いたり、不安・気分の落ち込みを経験することがあります。それがいきすぎることで、普段の姿からは予想もできない行動に走ることも。安野モヨコ先生の画業35周年を記念して発表された選集第二弾が、今回ご紹介する『安野モヨコ選集 プレイボーイ団地/脂肪と言う名の服を着て』です。 続きを読む