カテゴリー別アーカイブ: ドラマ

テレビ局の裏側を描く!『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】』

情報を得るための手段は、テレビや新聞、雑誌のほかインターネットがあります。総務省の調査では、情報源・娯楽としての重要度および各メディアの信頼度においてテレビをあげる人が全年代で多いという結果です。

近年ではインターネット(SNS)に押され気味なイメージもある中、今でもテレビは一定の影響力を持っています。そのテレビ局で働く人をテーマにした作品が、佐々木倫子先生の『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】』です。 続きを読む

落語への愛と業を描いた『昭和元禄落語心中』2025年にミュージカル上演決定!

『昭和元禄落語心中』レビュー記事はこちら

落語は約400年の歴史がある伝統芸能で、東京と大阪(上方)を合わせた落語家の人数は約1,000人です。まずは前座からはじまり、修行を重ねて二つ目となり(約3~5年)、真打へと昇進(二つ目から約10年)します。

落語マンガでも評価の高い作品のひとつ、雲田はるこ先生の『昭和元禄落語心中』は、2016年に第1期(与太郎放浪篇・八雲と助六篇)、2017年には第2期(助六再び篇)にてアニメ化。2018年にはNHKにてドラマ化され、大きな反響がありました。その本作が、2025年『ミュージカル 昭和元禄落語心中』というタイトルで、ミュージカル化されます。 続きを読む

その一言が患者を救う!精神医療の物語『Shrink~精神科医ヨワイ~』

「隠れ精神病大国」と呼ばれている、我が国日本。精神病患者の人数そのものは、諸外国(アメリカ等)と比較すると少ないのは確かです。しかし、男性では10~44歳、女性は15~34歳で最も多い死因が自殺。また、毎年およそ2万人が自ら命を絶つ深刻な状況が続いており、大きな社会問題となっています(出典:一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター)。

日本で精神科にかかる人が少ないのは、精神病への偏見の他、必要な情報が届いていないことが原因にあると考えられています。そこで、精神医療を身近なマンガの題材として取り上げるべく描かれたマンガが、七海仁先生原作・月子先生作画の『Shrink~精神科医ヨワイ~』です。精神医療をテーマにした作品は珍しいこともあり、2019年の連載開始から注目を集め、発行部数は110万部を超え、8月31日よりテレビドラマ化されます。 続きを読む

ドラマも大好評!じれったい恋の行方は?『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』

この10年で可視化されつつある、LGBTQ+の人たち。調査方法によって異なりますが、その割合は約1割ほどです。その中で、レズビアンだと回答した人の割合は1%(出典:PRIDE JAPAN)。まだ、誰にも明かしていない人は多いのかもしれませんね。

しかし、マンガの世界ではガールズラブ作品が増加傾向です。ドラマ・アニメでも、深夜枠ながらガールズラブ作品を扱う機会が増え、ファンにとってはありがたい限りではないでしょうか。今回は、ポップな作風にファンが多いSal Jiang先生の『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』を紹介します。本作は、2024年7月4日よりMBS・ドラマ特区にて放映されています。 続きを読む

サレ妻の壮大な復讐劇が幕を開ける!『極限夫婦』

令和4年度の司法統計によると、離婚理由で多いのは性格の不一致・暴力・浮気などの異性関係です。一方、近年増えているのはモラハラなどの精神的虐待で、夫側では2位、妻側も3位と上位に入っています。

離婚ポータルサイト「ベンナビ離婚」のアンケートでは、実に6割以上の女性が一度は離婚を考えているという結果も出ているそうです。耐えてきた妻が離婚するために立ち上がる姿を描いたマンガとして、きづきあきら先生サトウナンキ先生の『極限夫婦』を紹介します。本作は、紙と電子の合計で累計発行部数220万部を突破した人気作です。また、2024年1~3月期には関西テレビでドラマ化されました。 続きを読む

交際0日で結婚した夫婦の物語『焼いてるふたり』7月4日よりドラマ化

前回紹介した記事はこちら

男女共同参画局が発行する「男女共同参画白書」によると、2020年時点で30歳時の未婚率は、女性が40.5%で男性が50.4%。50歳時での未婚率は男女とも約3割という結果が出ています。

共通の趣味を通して積極的に話しかける、もしくはマッチングアプリで気になる人にメッセージを送るなど積極的に動かないと、なかなか出会いのチャンスさえつかめない時代といえるでしょう。そんな出会いに対して積極的になれない人に送りたいマンガが、ハナツカシオリ先生の『焼いてるふたり』です。

なお、7月4日より『焼いてるふたり 〜交際0日 結婚から恋をはじめよう〜』というタイトルで、ドラマが放映されています。 続きを読む

安野モヨコ先生の意欲作!『働きマン』5巻が6月27日発売

前回紹介した記事はこちら

2018年の安倍晋三内閣総理大臣時代に提唱された「働き方改革」により、多種多様な働き方が推奨されるようになりました。これにより、副業も解禁。許可制を取っているところが大半ですが、サラリーマンもさまざまな手段で収入を得やすくなったのではないでしょうか。

今をさかのぼること20年前は、ワーク・ライフ・バランスやサービス残業、コンプライアンスなどの問題が横たわっていました。その時代を舞台に、雑誌編集部で働く人を主人公として「働くとはなにか?」をテーマに描いた、安野モヨコ先生の『働きマン』。17年ぶりの最新刊が6月27日に発売されました。 続きを読む

「コミック乱」6月号表紙でそろい踏み、松本幸四郎、市川染五郎らの出演で『鬼平犯科帳』が新たに実写化

池波正太郎先生の名作『鬼平犯科帳』シリーズの新たな実写作品となる劇場版『鬼平犯科帳 血闘』が5月10日に公開されます。

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『アンメット ある脳外科医の日記』がフジテレビ系列でドラマ化

作品のレビュー記事はこちら

医療系の作品は、古くは半世紀以上前から存在し、マンガ・小説・ドラマとも人気の高いコンテンツです。相変わらず、医療系作品は医師もしくは看護師が主人公になる割合が高い傾向にあり、医療の高度化に伴って専門的な内容に絞られる傾向にあります。

その中でも、難易度の高い診療科目ともいわれる脳神経外科医に焦点を当てた『アンメット~ある脳外科医の日記~』が、今年4月より関西テレビ制作・フジテレビ系列にてドラマ化。本作は元脳外科医の子鹿ゆずる氏が原作を担当し、コミックスは14巻まで発行されています。 続きを読む

SNSで人気沸騰中!『気になってる人が男じゃなかった』がドラマCD化

「次にくるマンガ大賞 2023」のWebマンガ部門第1位、「このマンガがすごい! 2024」オンナ編第2位を受賞するなど、X発マンガとして大きな反響を読んでいるのが、新井すみこ先生が描いた『気になってる人が男じゃなかった』です。

コミックスを手に取った方からも、さまざまな反響が寄せられている本作が、このたびドラマCD化。CDのみの通常版、描き下ろしマンガの小冊子つきの限定版にて、4月24日に発売されます。 続きを読む