ステレオタイプ的な男性像・女性像は、近年薄れつつあります。実際に女子生徒の3割がスラックスを選んでいる学校もあるほどです。しかし、「セーラー服=女子学生の制服」という固定観念が、いまだにあるのも厳然たる現実。
しかし、それらは誰かが勝手に作った虚構の中に存在するものかもしれません。そこで、ジェンダーや家族・友情について考えるきっかけとして紹介したい作品が、牧野あおい先生の『さよならミニスカート』です。本作は2018年の連載当初から大きな反響があり、2020年の「このマンガがすごい!」オンナ編で第1位に輝きました。 続きを読む