『夜王』『黒革の手帖』『黒い太陽』など、夜の世界を題材にした物語は少なくない。
原作者、倉科遼と漫画家、和気一作の『女帝』もそのひとつ。主人公のホステス、彩香が銀座の女帝となるまでの半生を描いた漫画だ。芳文社の「週刊漫画TIMES」にて連載され、単行本は全24巻が発行されている。またその娘、明日香を主人公とした続編『女帝 華舞』も全28巻が発行済み、高評価を得ている。
この『女帝』、2007年に加藤ローサの主演で、テレビ朝日系列でドラマ化された。主に関西で高視聴率を記録。関東での平均視聴率が11.6%であったのに対し、関西では17.2%、関西での最終回は20.5%となった。
『女帝』の原作者、倉科遼と漫画家、和気一作のコンビが作り上げたもう一つの物語が『女帝 薫子』。薫子という名前のホステスをきっかけに、出会う二人のホステス、紗也と美樹の親探しと成長を描いた漫画だ。集英社の「ビジネスジャンプ」で連載され、単行本は全3巻が発行済み。この『女帝 薫子』がテレビ朝日系列の「日曜ナイトドラマ」枠でドラマ化される。
主役の西村紗也を演じるのは桐谷美玲。雑誌『セブンティーン』の専属モデルとして活躍、『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』や『乙男』に出演して注目を集めており、今回、連続ドラマ初主演となる。
ライバルホステスの美樹には黒川智花。 その他のキャストには、中村優一、遠藤憲一、原沙知絵、国生さゆり、萬田久子など。
放送開始は、4月25日(日)午後11時から。新たなドラマ枠を新設して、第一号がこの作品となる。
夜の世界を、いかに作りあげるか、楽しみに待ちたい。