カゲロウデイズ -in a daze- (KCG文庫)

名ボカロ曲『カゲロウデイズ』が『メカクシティアクターズ』としてアニメ化!

カゲロウデイズ -in a daze- (KCG文庫) 【あらすじ】
8月14日と15日に起きた、夏の不思議な物語──ある者たちにだけ起こった事件だ。2年前から引きこもり生活を続けているシンタローは、極度のネット中毒患者。そんなシンタローのパソコンに何故か住み着いているのが、人工知能のエネだ。ちょっとしたエネのいたずらでパソコンが壊れてしまったシンタローは、意を決して家から出て、パソコンを買いに行くことにする。しかし運悪くそこで誘拐事件に書き込まれてしまい……?!

【みどころ】
初音ミクやIAなどのボーカロイドを使った楽曲提供で、関連楽曲が1,000万再生を超えている大人気P、じん(自然の敵P)原作の『カゲロウデイズ』コミック版だ。これら一連の楽曲類は「カゲロウプロジェクト」と呼ばれていて、現在CDアルバムが2枚、オリジナル小説が4巻まで、コミックが3巻まで発売されている。

登場人物は多く、キャラクター別に曲やエピソードが用意されており、視覚に関する様々な能力を有する「メカクシ団」にまつわる物語が進んでいく。楽曲、小説、コミックはそれぞれの内容には共通点も多いが、終着点はまだ決められていないらしい。特にコミックは長丁場になるという。

この『カゲロウデイズ』を中心とする様々な物語が、『メカクシティアクターズ』というタイトルで、2014年4月より、アニメ化が決定している。制作会社はあのシャフト!じん(自然の敵P)が脚本までも担当し、オープニング曲やエンディング曲も既存の作品ではなく、新規で制作されるらしいので、ここも見どころだ。

「カゲプロ」関連の書籍や楽曲は数多く、動画サイトでも見ることが出来る。代表曲「チルドレンレコード」や「カゲロウデイズ」、「如月アテンション」や「ヘッドホンアクター」など、関連楽曲を検索してみると面白い発見があるかも知れない。コミックでは、1巻ごとに登場人物や物語が違うが、これも計算の上だという。尺の長い物語がやがて絡み合い、謎の夏をつくり上げるのをアニメとともに楽しみにしたい。

【作品データ】
・作者:原作/じん(自然の敵P) 漫画/佐藤まひろ キャラクター原案/しづ、わんにゃんぷー

・出版社:メディアファクトリー

・刊行状況:1~3巻

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