同人ゲームから始まり、今やその名は誰でも知っていると言っても過言ではないホラーゲーム「ひぐらしのなく頃に」。過去記事については記事末尾を参照。
ラストは番外編その二です。レナの暴走コメディ、『昼壊し編』をどうぞ。
【あらすじ】
「かぁいい」モノを見ると、お持ち帰りしたくなる衝動癖のあるレナが、雛見沢に伝わる秘宝を飲み込んでしまい、手の付けられない恋煩いに陥ってしまった。奔走する仲間たちと、役に立たない羽入!さぁ、レナの恋のお相手は誰?
【みどころ】
『ガンガン』系で活躍中の佳月玲茅先生の作画の、『ひぐらしのなく頃に』初のコメディものである。『昼壊し』、つまり『ひぐらしデイブレイク』の世界観で描かれているものだ。表紙の鉈を持っていないレナが愛らしい。
幕開けは、梨花と羽入との意味深な会話から。今度はどんな惨劇が起こるのだろうと、ハラハラさせられる。幕は変わって、レナと圭一の宝探しの場面。ほのぼのしていて、レナの天真爛漫さがよく出ている。「このクッキーのためなら人が殺せる!」と怪しい言葉を吐く圭一にも注目。
封印が解かれた、赤の「フワラズの勾玉」の欠片を飲み込んでしまったレナは、「恋の病」に陥ってしまう。相手は白の勾玉を持つ者。「フワラズの勾玉」の能力は縁結びで、赤の勾玉を持つ者は、白の勾玉を持つ者に惹かれてしまうという力を持っているのだ。
白の勾玉は、富竹、鷹野、そして大石へ……アクの強いキャラクターの元を転々としていく。圭一たちは白の勾玉を回収しようと奮闘するが、最後にそれを手にしたのは……?
笑いながらも、ほっこりできる、人の死なない幸せな「ひぐらし」がここにある!コミカライズ編は以上を持って完結となります。
【作品データ】
・作者:原作・監修/竜騎士07 作画/佳月玲茅
・出版社:スクウェア・エニックス
・刊行状況: 全1巻
【参考記事】
・コミック版『ひぐらしのなく頃に』を紐解く・その一『鬼隠し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に』を紐解く・その二『綿流し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に』を紐解く・その三『祟殺し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に』を紐解く・その四『暇潰し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に・解』を紐解く・その一『目明し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に・解』を紐解く・その二『罪滅し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に・解』を紐解く・その三『皆殺し編』
・コミック版『ひぐらしのなく頃に・解』を紐解く・その四『祭囃し編』