電波女と青春男 (4) (電撃コミックス)

大人気ラノベのコミカライズ『電波女と青春男』完結!

電波女と青春男 (4) (電撃コミックス) 【あらすじ】
丹羽真(にわ・まこと)が転校してきた先、叔母の家には、得体の知れない布団の簀巻きがいた。自称宇宙人の藤和エリオ(とうわ・えりお)は、過去に事件を起こし、街の有名人になっている。そんな中、転校生の真に近づいてきたリュウシさんこと流子(りゅうこ)や、コスプレ少女、前川さん。果たして真は青春ポイントを上げながら、憧れの高校生活をエンジョイできるのか?!

【みどころ】
まず新しい街で真を迎える、39歳の、美人なのにギャップ萌えを目指す変な叔母さん、藤和女々(とうわ・めめ)との会話が楽しい。そして真は「青春ポイント」という、青春にふさわしい行動を取ると加算されるポイントを作っている、変わった青春男。女子との簡単な会話で「+1点」など、設定がちゃんとあって面白い。

周囲の女子は、リュウシさんと、コスプレ少女、前川さんという、かわいい&美人ながらも変わった個性を持つ女の子たち。これじゃあ真の青春ポイント上がりまくり?!かと思いきや、そうは簡単にいかない。まずは宇宙人を自称するエリオを人間に戻し、女々の祖母のキャトルミューティレーションを阻止しなければならず、超能力者で宇宙人を自称する新たな少女、星宮社(ほしみや・やしろ)との出会いは混乱を招く。

原作の入間人間氏の2作品目で、コメディ色の強い作風に仕上がっているので、作画の山根真人先生のポップな絵柄がよく似合う。しかしシリアスな部分はしっかりとシリアスを通すのがいい。アニメ化したため、アニメをなぞる形でのコミカライズとなっているが、4巻ラスト2話は原作の4巻の話が入っていてこれまた楽しい。まずはコミックを読み、アニメを見て、原作を読むと、さらに面白さは倍増するだろう。

【作品データ】
・作者:原作/入間人間 作画/山根真人 キャラクターデザイン/ブリキ
・出版社:電撃コミックス
・刊行状況:全4巻

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