プラナス・ガール (6)(完) (ガンガンコミックスJOKER)

二人の「絆」は永遠に……『プラナス・ガール』感動の完結!

プラナス・ガール (6)(完) (ガンガンコミックスJOKER) 【あらすじ】
藍川絆(あいかわ・きずな)は女子の制服を着ているが、実は男子。主人公の槙(まき)は、高校の合格発表で藍川と出会い、知らぬ間に恋に……??入学してからは同じクラスで、いつの間にか男子にも人気の藍川を、野獣から守る役が板についてしまっていた。何かにつけて槙にちょっかいをかける藍川に、さすがの槙もタジタジ。そこへ中学時代の同級生、花坂紫苑(はなざか・しおん)が転校してくる。紫苑は女の子が好きな女の子で……。

【みどころ】
勉強、運動、料理も完璧という、主夫体質の槙に何故か花がないのがこのコミックの盲点。それでももちろん、槙は女子にモテるが、高校に入ってからは、もらったラブレターはすべて処理していた。それは藍川の存在のせいなのか……。藍川に振り回される槙がコメディタッチで面白く、藍川に恋心を抱く男子生徒の多さもおかしい。

そしてそこへ転校してくる、槙の中学時代の同級生、紫苑。実は彼女は槙の初恋の女の子の恋人だったのだ!槙をからかいながらも、恋人(♀)との関係に悩んでいた紫苑を、槙と藍川は取り持とうとする。彼女たちのすれ違いと話し合いのシーンには、思わず涙してしまうだろう。

それから文化祭のウェディング・ランの回。槙と藍川を捕まえた者にデート権が与えられるとなると、男女共に全校生徒が立ちはだかる!そこで二人が逃げ込んだのは……?藍川の誕生日プレゼントも兼ねてというか、いつかは藍川と来たかったというか、ごにょごにょ……な槙。

最終巻に向けて、槙の想いはどこへ流れていくのか?!果たして藍川は本当に男なのか?!二人の恋に答えが出る!同性カップル率の高いコミックだが、笑いあり、涙ありで、最後までハッピーな気分で楽しめるコミックだ。腐女子でなくとも、是非手にとってもらいたい、純粋なラブストーリーでもある。

【作品データ】
・作者:松本トモキ
・出版社:スクウェア・エニックス
・刊行状況:全6巻

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