8月28日発売の「週刊少年マガジン」39号から赤松健の新連載『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー!)がスタートした。連載第1回は巻頭カラー82P、次回も42Pの大ボリュームだ。
【あらすじ】
「魔法」の存在が公表されてから10年が経過した世界…だが、主人公・近衛刀太の暮らす田舎の村ではまだまだ信じる人間は少ない。
都にそびえる塔の向こうを目指し、保護者である女教師・雪姫や友人達と共に修行に励む刀太だったが、突然の刺客の襲来により雪姫共々重傷を負ってしまう。絶体絶命のピンチの中、雪姫は刀太にある選択を迫る。それはこれまでの平和な暮らしと決別する覚悟を問うものだった…。
物語の世界観は昨年完結した『ネギま!』を踏襲し、ダイレクトな続編という位置づけになっている。
続編となれば気になるのが前作の登場人物たちの再登場はあるのか? というところ。
残念ながら作中の描写によると『ネギま!』の時代からかなりの時間が経過しているようなので、麻帆良学園3-Aのキャラがそのままの姿で登場することはなさそうだ。
とはいえ『ネギま!』の読者ならばピンときたように、近衛の名字は前作のヒロイン・神楽坂明日菜の親友だった少女・木乃香のそれと同じ。ネタバレになるので明言は避けるが、他にも前作キャラとの深い繋がりが示唆されており『ネギま!』で描ききれなかったエピソードや伏線の回収も期待できるかもしれない。
萌えを強く意識し随所にエロチックな描写がちりばめられていた『ネギま!』とは打って変わって、本作は一層バトル色の強い作品になりそうだ。
前作の人気が高ければ高いほど、新作への点数は辛くなりがちだがそこはベテランの赤松健のこと、旧作ファン・新規ファン共に楽しめる作品になることと思う。