土竜の唄 1 (ヤングサンデーコミックス)

累計350万部のヒット作『土竜の唄』ついに実写映画化

土竜の唄 1 (ヤングサンデーコミックス) 金ウシジマ君など、青年コミックの映像化が珍しくなくなった映像業界。そんな中、スピリッツきっての人気漫画『土竜の唄』の映画化とキャステイングが満を持して5月2日に発表された。

『土竜の唄』は、2005年に週刊ヤングサンデー(小学館)で連載をスタート。現在はビッグコミックスピリッツにて連載中で、コミックスは33巻までで累計350万部を発行している超人気作。素行不良を理由に懲戒免職された少しドジな警察官・菊川玲二が“モグラ”と呼ばれる潜入捜査官として、日本有数の暴力団「数寄矢会」内部に入り、幹部を逮捕するため活躍するさまが描かれている。

設定は、香川照之と西島秀俊主演で人気を人気を博した「ダブルフェイス」と似ているが、本作は、ドジでミスもよくするが人間らしく正義感が強い菊川の人間力を通して見るものに訴えかける。

2014年2月に東宝系より全国公開予定とのことだが、出演陣は極めて豪華。
菊川玲二役には、生田斗真。菊川玲二の兄弟分で、全身チョウ柄スーツの日浦匡也、通称「クレイジーパピヨン」役には堤真一。ヒロインの警察官・若木純奈役を仲里依紗さん。玲二と相棒契約を結ぶ月原旬役を山田孝之が演じるほか、関西を拠点とする日本最大組織・蜂乃巣会血引一家の若頭補佐・猫沢一誠役を人気お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史を抜擢。見どころは、原作通りにいけばド派手な演出になること間違いなしのアクションシーンと、原作に忠実に沿って選ばれたという豪華キャストの衣装姿。

監督は、「十三人の刺客」「悪の教典」などのヒット作の他、数多くの受賞作を引っ提げる三池崇史監督が手がけ、脚本には「木更津キャッツアイ」「池袋ウエストゲートパーク」シリーズなどの宮藤官九郎さんが担当。

プロデューサーを努める上原寿一は「原作の個性的なキャラクターに負けない、魅力的で存在感のある役者さんたちにオファーした」と語り、自信のほどをうかがわせているとのこと。とにかくド派手なシーンが眼を見張る同作。実写化により、生唾必至のアクションシーン、個性派揃いのキャラクター達を俳優陣にどう落とし込むかなど、楽しみが尽きない。原作の世界観を、映像としてどこまで表現できるのか。原作ファンとして心待ちにしたい作品だ。

【作品紹介】
映画「土竜の唄」公式ウェブサイト
http://mogura-movie.com

2014年2月に東宝系にて全国公開予定。監督は三池崇史、脚本は宮藤官九郎

メインキャスト
菊川玲二 – 生田斗真
日浦匡也 – 堤真一
若木純奈 – 仲里依紗
猫沢一誠 – 岡村隆史
黒河剣太 – 上地雄輔

【原作データ】
作者:高橋のぼる
出版社:小学館
刊行状況:35巻(続刊)

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