花とゆめ 2013年14号(2013年6月20日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『学園アリス』(樋口橘)
棗の独断行動によって一部の記憶を取り戻した蜜柑は、少し大人になった懐かしい顔ぶれと再会を喜んでいた。徐々に明かされていく過去の自分の姿に、蜜柑は戸惑いながらも欠けていた心が満たされていくのを感じていた。そして、すべてを知った蜜柑に新たな選択が迫られる。心の一番深いところにどうしても埋まらない穴……それは、みんなの記憶からも消えた大切な親友のための場所だった。誰なのか分からない。でも取り戻したいぬくもり。蜜柑は決断する。新たな未来への道を――。

●『ここだけのはなし。』(ゆきなきなこ)
夏のイベントといえば肝試し! 臨場感を出そうと、秀仁のいるお寺へ怪談旅行に出かけた女子大生4人。しかし、計画中はノリノリだった秋穂は怪談が大の苦手だった。ただ秀仁に会える口実が欲しかった……想いを自覚したら心は止められない。煩悩まみれの秋穂にもとうとう青春がやってくるのか?

●『僕らは楽園で結ばれる』(空あすか 原作:南々井梢)
すべてが明るみに出て東京に戻った水那は、施設に入って生活することが決定した。事件の事後処理で純奈とも離ればなれになってしまった水那だが、これから強く生きることを決意する。水那が大人になるまで会わない。それが二人のけじめ――。
世界をつなぐエスペラント語が紡ぐ珠玉のラブストーリー。堂々の最終回です。

■掲載順チェック!

【今号の掲載順】
 学園アリス(樋口橘)<巻頭カラー><最終回>
 ぼくらはバラの子(水森暦)
 ぽちゃまに(平間要)
 ぬこづけ!(柚木色)
 忘却の首と姫(惣司ろう)
 暁のヨナ(草凪みずほ)
 俺様ティーチャー(椿いづみ)
 神様はじめました(鈴木ジュリエッタ)
 こももコンフィズリー(南マキ)
 覆面系ノイズ(福山リョウコ)
 ここだけのはなし。(ゆきなきなこ)<読み切り>
 僕らは楽園で結ばれる(空あすか 原作:南々井梢)<最終回>
 いきテル(此花高見)
 星空のカラス(モリエサトシ)

【コメント】
今号では、実に11年間もの間、高い人気を誇り続けてきた『学園アリス』が最終回を迎えました。クライマックスを待っていたファンとしては嬉しくもあり、淋しくもありますね。最終回を祝して、応募プレゼントを含めたファイナル企画も満載。最後のチャンスをお見逃しなく。同じく最終回を迎えた『僕らは楽園で結ばれる』もまた、「花ゆめ」読者の心に感動のラストを残してくれました。

 大作の区切りを迎えた次号では、連載再開となる『LOVE SO LIFE』が表紙を飾ります。巻頭カラーの『それでも世界は美しい』では、久々に主役のツーショットが見られそうです。大人気の先生方による夏らしい集中連載『男水』(木内たつや)、『BMI』(堀古みやこ)にも期待が寄せられます。夏こそ恋の季節!「花ゆめ」は次号も熱く甘い恋をお届けします!!

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