【あらすじ】
戦時末期に失敗した陰陽師の儀式によって、今なお霊災に見舞われている東京を舞台に起こる、稀代の陰陽師「土御門」家を巡る闘い。本家でエリート陰陽師の土御門夏目(つちみかどなつめ)と、分家で陰陽師の才能のない春虎(はるとら)が再び出会う時、物語は始まる──。
【みどころ】
ラノベで人気となり、コミカライズでさらに人気上昇した『東京レイヴンズ』のアニメ化が決定!既にキャラクターデザインやPVも公開されているが、ネットでは「夏目がロリキャラになってる」とややキャラクターデザインに不満の声も。声優は間もなく、5月20日発売の『ドラゴンマガジン』にて発表される予定だ。
物語は幼い頃の本家の夏目と春虎の記憶から始まる。春虎の幼馴染の北斗(ほくと)や親友の冬児(とうじ)を巻き込んで、花火大会の夜に夏目と間違われた春虎が十二神将のうちでも「神童」と呼ばれる強力な陰陽師に挑まれることになる。彼女の名は大連寺鈴鹿(だいれんじすずか)。国家一級陰陽師だが、禁呪を犯して兄を生き返らせようとしたため、捕らえられそうになったところへ出くわした春虎たち。その場はなんとか最小の被害で済んだものの、後に彼女とは意外な場所で再会することになる。
鈴鹿との闘いで北斗が式神と知った春虎は、彼女の消滅後、夏目の元に行き、自分を夏目の式神にしてくれと頼む。鈴鹿との闘いの果てに春虎が選んだのは、東京へ行き夏目と共に陰陽塾で力を磨くことだった。1巻では鈴鹿との闘いまでが描かれるが、2巻からは陰陽塾での学園バトルが描かれていてさらに読み応えがある。春虎が知らないうちに憑いていた護法式「コン」と共に謎の多い担任教師大友や、京子、天馬と仲間も増え、東京に蔓延る大きな霊災と闘うことになるが、その時冬児が……!?
ラブコメ中に霊災テロ勃発!息もつかせぬ台詞やアクションから目が離せない、アニメ化も楽しみな作品だ。まだまだ陰陽塾生たちから目が離せない!
【作品データ】
・作者:原作/あざの耕平 漫画/鈴見敦 キャラクター原案/すみ兵
・出版社:角川書店
・刊行状況: 1~6巻(以下続刊)