漫画家・石ノ森章太郎氏の代表作である『サイボーグ009』が、石森プロと米国の出版社Archaia Entertainmentの提携により、2013年、英語版グラフィックノベル『Cyborg009』として、出版されることになりました。
グラフィックノベル『Cyborg009』は、石ノ森章太郎氏の漫画『サイボーグ009』を原作とし、脚本をF.J. DeSanto氏、Bradley Cramp氏、作画をMarcus To氏が担当。サイボーグ009の誕生を描く英語版『009』としてのまったく新しい作品となります。
『サイボーグ009』は、悪の組織より改造手術を受けた若者たちが組織を脱出し、戦う物語。
加速装置を駆使する009=島村ジョーをはじめ、異なる能力を持ち、生まれた国もそれぞれ違う9人の戦士たちの活躍を描いた、日本における集団ヒーロー漫画の金字塔的作品です。
こちらは、『Cyborg009』の主人公、009こと島村ジョーのラフスケッチ画です。
注)今後、キャラクター、コスチュームデザイン等、変更される可能性があります。
悪の組織・ブラックゴーストの基地から脱出したゼロゼロナンバーのサイボーグ戦士たち。
彼らの父親的存在となる科学者・ギルモア博士が完成させたそれぞれの能力に応じた新しい防護服を、009こと島村ジョーが装備した姿です。
『009』の島村ジョーといえば、片方の目が隠れるほどのふさふさの前髪がトレードマークですが、こちらのラフスケッチ画をみるかぎり、そのトレードマークはきちんと生かされているようです。
さて、アメリカには、近年、日本でも実写映画公開などでその名が知られるようになった『X-メン』『ファンタスティック・フォー』などのチーム・ヒーローを描いた人気作品があります。また、日本の特撮ヒーロー戦隊作品の映像をアメリカ向けにリメイクした『パワー・レンジャー』シリーズもアメリカでヒットしました。
そして、今回、日本の集団ヒーロー漫画屈指の名作である『サイボーグ009』のアメリカ進出が決定です。
『サイボーグ009』は現在、漫画と小説の完結編が進行しており、また、今年の秋には完全新作アニメーション映画『009 RE:CYBORG』の公開が控えています。
この英語版グラフィックノベル、『Cyborg009』の出版は2013年の夏予定。
アメリカ他の英語圏、その後は日本など各国での出版も予定されているとのことで、『009』ファンならば、ぜひ、これは読んでみたい!
そう、島村ジョーをはじめとする、あの9人のサイボーグ戦士たちは、まだまだ時代を駆け抜けているのです。
【関連URL】
・石ノ森WEBサイト~変身 !~
http://www.ishinomori.co.jp/
・サイボーグ009公式サイト 009ing
http://009ing.com/
・Archaia社公式サイト
http://www.archaia.com