女の子になって初恋の子に恋をして『俺は恋する女の子』

初恋というのはいつまでも忘れられないものです。浮気するわけではないものの、すでに結婚していても、時々初恋相手を思い出してしまうことがよくあります。それで、ケンカになった経験のある方も多いのではないでしょうか。

では、もし初恋相手が「男（女）嫌い」であればどうしますか？今回紹介するのは、男嫌いになっていた初恋相手に、女体化してリベンジするTSF恋愛物語、蒼樹めい先生の『俺は恋する女の子』です。本作は2024年2月期のチャレンジMeeでグランプリに輝き、マンガMeeオリジナルとして連載が決まりました。

【作品紹介】

主人公は、男子高校生の女川悠里。どこにでもいそうな、普通の男の子。イケメンですぐにでもモテそうですが、初恋の女の子を忘れられず、結局中学ではまったく好きな子ができませんでした。

その女の子の名前は、誉響子（響子ちゃん）。上級生に絡まれているところを助けられたことで、悠里は響子ちゃんに一目惚れします。

しかし、響子はその後急に引っ越してしまい、初恋は終わったと思われました。

そんなある日、その響子と再会した悠里は「響子ちゃん」と話しかけるのですが、彼女は男嫌いになっていて……。

実家の神社で「せめてもう一度仲良くできたら」と願掛けしたところ、悠里は女の子になり……。

初恋相手に女の子として恋する過程を描いた、TS百合ストーリーです。

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【作品の見どころ】

本作の見どころは、悠里と響子の関係性にあります。

響子は過去に電車で痴漢に遭ったことで、男性に恐怖感を抱き男嫌いになってしまいました。

そして、そんな彼女と親しくなりたい悠里は、実家の神社で願掛けしたことで女性になってしまい、今は友だちのような恋人のような関係です。

悠里からしてみれば、男として響子のことが好きなわけで、それはそれでだんだん苦しくなっていくのではないかと思います。

今後、悠里が男に戻ったとき、響子は果たしてそのまま悠里と友だちでいられるのか、初恋が実るのか、今後の展開が非常に楽しみです。

【作品データ】
作者：蒼樹めい
出版社：集英社（マンガMee）
※公式ページで試読できます
刊行状況：単行本未刊行（2025年2月17日より連載開始）