数あるハイブランドの中で、特に正規店での購入が難しい商品を購入するために、何度もブランドショップへ足を運ぶのが「ブランドパトロール」です。特に、エルメスは人気が高く、多くのエルメス難民が「エルパト(エルメスパトロール)」をしています。
それでも買えるとは限らないのが、ブランドの代名詞でもある入手困難な「買えない」バッグ。そんなハイブランドをめぐる世界を描いたのが、かっぴー先生原作、大久保ヒロミ先生作画の『ブラパト!ブランドパトロール本日も異常なし!』です。
【🎉次回、最終回!!🎉】
ブラパト!-ブランドパトロール本日も異状なし-
最新話を公開しました。次回、最終回です!
最後までよろしくお願いします!23話「シンデレラストーリー」https://t.co/wikWN2PXld
— かっぴー /漫画家 (@nora_ito) February 14, 2025
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【作品紹介】
主人公は、東京の小さなイベント会社で働く黒子カナ。
5年前、ファッション雑誌で見たブライトのフォーキン。そのお値段は、なんと140万円です。高級ブランドの最高級品だけあって、一般庶民ではそう簡単に手が出せません。
カナは「東京でバリバリ働いて、フォーキンを買う」と一大決心をします。
しかし、東京での現実はブランドとはほど遠い毎日。
そんなカナは、彼氏と価値観の相違でケンカをした後、自分の足でブライトのショップへ向かい、フォーキンを買おうとします。
そこで、ショップの店員から言われたのは「ございません」という一言でした。
「欲しいのに買えない」
金銭感覚がバグった女性たちが追いかけるハイブランドの世界と、その現実を描いた人間参加の物語です。
【作品の見どころ】
ハイブランドのバッグがほしい女性にとっては、毎回真剣に取り組んでいることであっても、興味のない人にとっては正直言ってしまうとどうでもいいこと。
しかし、欲しい人にとっては「何があっても」そのバッグがほしいわけで、血眼になってお目当てのバッグを探し求めます。
そこに関する欲望全開の女性の姿こそ、本作の見どころといえるでしょう。
ハイブランド品に限らず、それなりのお値段のするものについては、ご縁があったときに即断しないと次はないもの。
「このお金があったら、〇〇ができる」という考えが頭をよぎると、簡単に決断ができません。
その葛藤について、面白く描いています。
ブランド物に興味がある人も、ない人もこの痛快なコメディを楽しんでください。
【作品データ】
・作画:大久保ヒロミ
・原作:かっぴー
・出版社:秋田書店(A.L.C DX)
※公式ページにて、一部の話を試読できます
・刊行状況:既刊1巻