木村慧人、長谷川慎、椿泰我らキャストでドラマ『レッドブルー』17日深夜放送スタート

総合格闘技をテーマとした漫画『レッドブルー』(波切 敦)のドラマが17日夜に放送されます。

週刊少年サンデーで好評連載中の『レッドブルー』。いじめられっ子だった主人公の高校生が、格闘技で活躍する同級生に複雑な心境を抱いたことから、総合格闘技にはまって行く様子を描いています。まあ、ありがちと言えばありがちではあるのですけど、主人公である鈴木青葉(すずき あおば)の性格が二重にも三重にもひねくれていることから、成長過程と合わさって面白い作品に仕上がっています。

波切先生は前作の『switch』でバスケットボールをテーマとした漫画を執筆。主人公が高校生なのは同じですが、思いっきり畑違いのスポーツ漫画となりました。Xの投稿では「ぶっ飛んでる根暗少年が、格闘技で陽キャへのリベンジを誓う話」と紹介しています。“陽キャ”である赤沢拳心(あかざわ けんしん)との距離はまだまだ遠いようですが、それなりの相手であることは認識されつつあります。

本作が12月17日深夜に同名ドラマとして、MBSやTBSで放送開始。予告映像も解禁されています。漫画は面白いですし、人気もあるのは実感できるのですが、メディアミックスが「やけに早いなあ」と。公式サイト(https://www.mbs.jp/redblue/original.shtml)にある波切先生のコメントにも「皆様のおかげで、なぜかドラマ化して頂けることになりました!」とあります。そう、“なぜか”、です。ドラマのキャストは木村慧人さん(FANTASTICS)、長谷川慎さん(THE RAMPAGE)、椿泰我さん(IMP.)、山下永玖さん(ONE N’ ONLY)、大久保波留さん(DXTEEN)ら。「なるほど、若手イケメン俳優を何人も紹介するのにちょうど良かったのか」と。

思えば、防衛大学校を舞台とした『あおざくら 防衛大学校物語』(二階堂ヒカル)のドラマも似たような雰囲気がありましたね。残念ながら『あおざくら 防衛大学校物語』の方は新型コロナの影響で舞台が中止。それが無ければドラマの2期などもあったのかもしれません。となれば、ドラマ『レッドブルー』は、ぜひ成功してもらって、様々な方面へと展開して貰いたいものです。

直近の連載では、勝ったり負けたりしつつ実績を積んだ青葉が様々な格闘技に挑戦している人気動画配信者“むーすけ”と対戦。身体能力抜群のむーすけに対して、ノーモーションパンチを身に着け、寝技を磨いた青葉が苦戦しつつも宣言通りに三角締めを決めて勝利します。

人気者のむーすけに勝ってしまったことで場を盛り下げた一方、マスコミや格闘技関係者の目に留まったのは事実。ただし青葉の「拳心と戦いたい」とする希望はまだまだ叶わないようです。次に戦う相手も何となく推測できるのですが、主人公の性格に合わせた斜め上の展開を期待しています。

【作品データ】
作品:レッドブルー
作者:波切敦
連載:小学館「週刊少年サンデー」連載中
刊行状況:1~11巻発売中、以下続刊

【作品データ】
作品:switch
作者:波切敦
連載:小学館「週刊少年サンデー」連載
刊行状況:全15巻発売中

【作品データ】
作品:あおざくら 防衛大学校物語
作者:二階堂ヒカル
連載:小学館「週刊少年サンデー」連載中
刊行状況:1~34巻発売中、以下続刊