ある日突然女の子に?女体化男子の三角関係コメディ『上杉くんは女の子をやめたい』

人生の中で、一度は「もしも異性になれたら」と思ったことのある人は多いでしょう。異性化願望というのは、意外と多くの人が持っているのかもしれません。

しかし、突然異性になったら、混乱してしまうのではないでしょうか。今回はとある中学生が突然女の子になってしまうお話、やぶうち優先生の『上杉くんは女の子をやめたい』を紹介します。本作は、ちゃおプラスで25万いいねを獲得している人気作です。

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【作品紹介】

主人公は上杉けいすけ(以下、ケースケ)。身長が144.4センチと小柄で見た目も子供っぽい以外は、ごく普通の中性的な見た目の男子中学生です。

同級生の瑛人とのえるとは、自宅も近く小学校までは性別関係なく遊んだり、ケースケと呼んだりしていました。

しかし、中学生になるとのえるは女子と仲良くつるむようになってしまいます。瑛人は良き友人として接しているものの、ルックスや成績優秀なことから劣等感を持っているケースケ。

そんなある日、掃除中にのえると女友達が「ケースケのことをどう思うか?」という話をしていたのを立ち聞きします。のえるは「女の子だったら可愛いよね」と答え、瑛人のことははぐらかしたのです。振られたと思ったケースケは、ショックを受けます。

母親に落書きされた千円札で買い物を頼まれ、スーパーでは使わず近所の鳶石神社の賽銭に使ったケースケ。身長高くなりたいなどさまざまな願い事をする中で、のえるが言っていたことを思い出して「いっそ女だったらいいのに」とつぶやきます。

次の瞬間に願いが叶ったのですが、ケースケは気づかないままでした。しかし、自宅に帰ったらロングヘアーの少女になっているではありませんか!

本作は、キュートな女体化男子の三角関係ラブコメマンガです。

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【見どころ】

本作の見どころは、女の子みたいに可愛い男の子だったケースケが本当に女の子になり、周囲(特にのえる)との関係が変化していくさまにあります。

小学校高学年~中学生くらいになると、男女とも大きく成長。女子の場合は胸がある程度大きくなるなど、出産できる体に変化していく時期です。

その中で、のえるの見る目も少しずつ変わってきます。

物語的にも、ケースケを女体化させた鳶石姫命(とびいしひめのみこと)とのからみや、突然親友が女子になったことによる瑛人の戸惑いなど、伏線も多く用意されているので今後の展開が非常に楽しみです。

【作品データ】
作者:やぶうち優
出版社:小学館(ちゃおプラス)
ちゃおプラスにて試し読みできます
刊行状況:既刊1巻(以下続刊)