月刊サンデージェネックス(小学館)で連載中の『BLACK LAGOON』。タイの架空の町を舞台に、裏組織の抗争を描いているガンアクション漫画だ。日本の商社マンだった岡島緑郎(ロック)が、組織のひとつ‘ラグーン商会’に属することになるところから物語はスタートする。コミックスは現在9巻まで発売中。その他にノベライズ化された『ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』、イラストなどを収録した『Barrage Rei Hiroe Artworks』が発売されている。
個性あるキャラクターが非常に多く、個人的な好みはロシア人を中心とした組織、ホテルモスクワを率いるバラライカ。怖ーいお姉さんなのですが、他の人にも人気があるようで、サンデージェネックス誌上で行われた第1回キャラクター人気投票結果発表では2位に入っています。まぁ、そんなことをバラライカ本人に言っても、冷たい目で見下げられるくらいでしょうか。いや撃ち殺されないだけマシかも。
メディアミックスでは2006年に『BLACK LAGOON』『BLACK LAGOON The Second Barrage』として、それぞれ12話でアニメ化された。漫画とアニメでタッチに差はあるものの、血なまぐさいところは相変わらず。アニメとして、多少、角を落としたけれども、地上波では限界まで表現したと言っても良い出来ばえだった。
その限界を超えようとしたのか、アニメ第3期はOVAでの販売になった。タイトルは『BLACK LAGOON Roberta’s Blood Trail』。全5巻で、7月17日に第一巻が発売される。先月末、一部地域で第一巻が先行放送された。全くの偶然で、東京MXで放送されたショートバージョンを見たが、お馴染みの面々は健在(当たり前か)。アニメのクオリティも十分納得できるものだった。漫画連載と共に、OVAを楽しんでみてはどうだろうか。
【関連URL】
・アニメ『BLACK LAGOON』公式サイト
http://www.blacklagoon.jp/
・サンデージェネックス特設サイト『ロアナプラ観光協会』
http://www.websunday.net/gx/blacklagoon/
・作者広江礼威氏サイト「VIOLENT DOGS DIVISION」
http://www.din.or.jp/~redbear/