でっかい男子ふたりによる水球コメディがスタート!『みずぽろ』

多くの競技の中で、もっとも過酷な競技と言われるのが水球ですね。プールは水深2m以上なので、試合中は足をつくことができません。また、水中では常に反則すれすれの競り合いが行われていることから「水中の格闘技」と呼ばれるほど。

イギリス発祥のスポーツで、オリンピックでは男子が1900年のパリから、女子は2000年のシドニーより正式種目として実施されている水球。都内の高校に転校してきたでっかい男子ふたりが水球に挑むコメディ漫画が、一色美穂先生原作、水口尚樹先生作画の『みずぽろ』です。単行本発売から1週間で重版が決定するなど、大きな話題を集めています。

https://x.com/isshikimiho/status/1793627952040829356

【『みずぽろ』とは】

主人公は、ともに15歳の信濃千曲と山城桂。千曲は長野から、桂は京都から、都内の竜ノ尾高校に転校してきました。物語は、学校を舞台に展開します。千曲は185cm、桂は191cmと長身なので、ふたりが並んでいるとツインタワーみたいですね。

中学時代にバレーボールをしており、運動神経はそこそこある千曲。

一方の桂は、筋トレをしていることもあり筋骨隆々です。実際、あれだけ大きかったらそれなりのスポーツ万能そうですが、運動らしい運動をしたことがありません。したがって運動神経はほぼゼロ。

しかし、桂は水球部への入部を希望しており、半ば強引に千曲を水球部に誘います。

最初はあまり乗り気でなかった千曲も、桂のペースに巻き込まれるうちに水球部に入部すところからはじまる、でっかい男子ふたりによる水球マンガです。

【作品の見どころ】

作品の見どころは、第1話で出会った千曲と桂の掛け合いです。

背が高くて、しかもイケメンだと何かと目立ちがち。千曲からしたら、まさにそんなムードを期待していましたが、あとからさらに高身長の桂が現れたことで、全員の視線を奪われてしまいます。

そんなふたりは、いつの間にか打ち解け、桂の天然ペースに引き込まれていくのです。

そのノリは、まるで掛け合い漫才を見ているかのように進んでいきます。

そこに絡むのが、身長145cmの女子部員・田沢るく。

とてもクールな彼女は、幼い頃から水球をやっており、実力で周囲を驚かせます。

まだまだ初心者のでっかい男子ふたりと、小柄な女子部員との絡みが、今後どのように展開していくのかが楽しみな作品です。

今後、水球ブームがやってくるかどうかはさておき、本作は変わらず追い続けていきます。

https://x.com/guuchy/status/1793115654528372966

【作品データ】
・作画:水口尚樹
・原作:一色美穂
・出版社:小学館(週刊少年サンデー)
サンデーうぇぶりで一部読めます
・刊行状況:既刊1巻