週刊少年サンデー2024年16号(2024年3月13日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ
●『テノケガ』(原作:詩石 灯、作画:新井 隆広)
ロボットを使った東京-フランスの遠距離手術を無事に成功させた一心。師匠から誘われたものの、明智の存在が気になるため、フランスに帰ることを延期することを決める。

こうなると外科手術を中心に何がしかの改革が行われることを期待したいのですが、硬直した日本の医学界との戦いになる…って展開にはならないだろうなあ。

●『みずぽろ』(原作:一色 美穂、作画:水口 尚樹)
学校帰りにお目当てのラーメン屋に来た信濃と山城。しかしそこは先輩の家でもあった。流れでカツカレーにしてしまった信濃だったが、晩御飯もカツカレーでした。

カツカレーなら続いても良いのでは?店カレーと家カレーが同じ味とは思えませんしね。ジュースで常連ってよりも、先輩の家なら今後もちょくちょく通いそうです。

●『レッドブルー』(波切 敦)
プロ初戦の根嶋戦。青葉は優勢ながらも右ストレートをくらってしまい、その後の寝技の攻防でも後れを取る。残り時間が少ない中で、青葉がスタミナ切れになる一方、根嶋のチョークが決まってしまう。

チョークが決まって残り15秒ほど。ここから逆転は難しいでしょうか。それとも何か起死回生の一手があるのか。主人公が勝ち続けるパターンは無くても良いかな。

■ 掲載順チェック!

【今号の掲載順】
テノケガ(原作:詩石 灯、作画:新井 隆広)
葬送のフリーレン(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)
龍と苺(柳本 光晴)
舞妓さんちのまかないさん(小山 愛子)
魔王城でおやすみ(熊之股 鍵次)
MAJOR 2nd(満田 拓也)
MAO(高橋 留美子)
帝乃三姉妹は案外、チョロい(ひらかわ あや)
尾守つみきと奇日常。(森下 みゆ)
タタリ(彌)
トニカクカワイイ(畑 健二郎)
みずぽろ(原作:一色 美穂、作画:水口 尚樹)
霧丸奇譚(富士 太郎)
古見さんは、コミュ症です。(オダ トモヒト)
レッドブルー(波切 敦)
ラストカルテ-法獣医学者 当麻健匠の記憶-(浅山 わかび)
君は008(松江名 俊)
君と悪いことがしたい(由田果)
出席番号0番(太田 トオミ)
十勝ひとりぼっち農園(横山 裕二)
《休載》
あおざくら 防衛大学校物語(二階堂 ヒカル)
シブヤニアファミリー(久米田 康治)
名探偵コナン(青山 剛昌)

【コメント】
創刊65周年でオールスターキャストの表紙です。しかし5年前、つまり60周年の表紙(2019年3月13日発売15号)はこんなことしなかったんですよね(http://comic-candy.com/archives/16263)。なぜ?

巻頭カラーは『テノケガ』。単行本4巻が3月18日発売。『葬送のフリーレン』は安定の上位掲載。しかし次号から長めの休載は寂しいですね。『舞妓さんちのまかないさん』が久々に上位掲載。ドラマが原因で京都の観光公害につながっているのだとか。後方掲載が増えていた『君と悪いことがしたい』に最終回宣言が出ました。『出席番号0番』辺りも厳しいかも。

カラーページには春の新連載と読切掲載の予告が出ています。まず新連載は、3月27日18号でオカルト青春ものの『写らナイんです』(コノシマ ルカ)、4月3日19号で音楽(ロック)ものの『ロッカロック』(馬頭 ゆずお)、4月22日22・23合併号で異世界労働ものの『ハイムのお仕事相談所(仮)』(旗町 マコ)、5月15日25号で勇者の出てくるファンタジー『廻天のアルバス』(原作:牧 彰久、作画:箭坪 幹)、5月22日26号でカップルコメディー『古々路ひめるの全秘密』(小松 翔太)です。続いて読切掲載は今号の『霧丸奇譚』(富士 太郎)、3月19日17号の『忘失の恋人』(城奈)、3月27日18号の『方向音痴の道の果て』(藤 千華)、4月3日19号の『キシダヨウタマン』(藤野 灰魚)となっています。

この中から次のサンデーを支える柱となる作品が出て欲しいですね。