真のヒロインは蘭?それとも哀?連載30周年『名探偵コナン』記念企画が続々スタート!

1994年5号から連載が始まった『名探偵コナン』(青山 剛昌)が連載30周年を迎えて、公式サイト(https://websunday.net/50708/)で紹介されているように記念企画がスタートしています。

1月12日から池袋サンシャインシティで始まっているのが「-連載30周年記念-名探偵コナン展」です。こちらは東京会場として2月25日まで。

以下は福岡海上がJR九州ホール(3月16日~4月7日)、札幌会場がサッポロファクトリー(4月13日~5月12日)、仙台会場がTFUギャラリー(5月18日~6月16日)、大阪会場が大丸ニュージアム(7月中旬~8月中旬)、広島会場がNTTクレドホール(8月17日~9月8日)、横浜会場が横浜赤レンガ倉庫1号館(9月14日~10月6日)、名古屋会場(場所未定)が11月16日~12月15日となっています。

仙台と大阪の間、横浜と名古屋の間が1カ月くらい空いているのが気になるところ。北陸や四国あたりで開催するとか…。

初期設定資料を始め、初公開資料や会場限定グッズもあるのだとか。詳しい展示内容は公式サイト(https://www.conanten-30th.jp/#about)をどうぞ。グッズは購入制限があるのですが、それでも売り切れがいくつも出ているようです。まあ仕方ないですね。ものによっては再入荷もあるそうなので、タイミング次第かもしれません。

ユニバーサルスタジオジャパンでは3月1日から「名探偵コナン・ワールド」が開始(6月30日まで)。さらにコナンをテーマにしたレギュラーアトラクションが誕生するとあります。USJサイトの紹介ページ(https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/events/conan-2024)には「パーク史上初!まったく新しい『名探偵コナン』レギュラーアトラクション」とあります。さて、どんな内容になるのでしょうか。

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」では、作者である青山剛昌先生が3月に登場予定です。これまでに漫画家は浦沢直樹さん、藤子・F・不二雄さんが出演しています。Xの予告を見ると、執筆光景やトリックを考えている様子が放送されるようですが、それは当たり前として、その他にどんな内容があるのでしょうか。

コラボ企画では、同じく30周年を迎えたジョージアの「エメラルドマウンテンブレンド」とプレゼントキャンペーンを実施中。ユニクロではグラフィックTシャツブランドUTからスペシャルコレクションが発売。さらに「ダ・ヴィンチ」5月号で読者参加型スペシャルコラボ号が発売予定となっています。それと5月頃にも大型企画の発表がある様子。こちらも気になります。

さて『名探偵コナン』連載30周年記念号となった「週刊少年サンデー」7月号には、とじ込みカレンダーが付くとともに連載作家さんから寄せられた祝福メッセージが掲載されています。まずはどうぞ。

各漫画家の特徴が加味されているのが面白いところ。一番多く描かれたキャラクターはもちろん江戸川コナンですが、2番目に多かったのは毛利蘭…ではなく、灰原哀なんですね。蘭を描いたのは『君は008』を連載中の松江名俊先生ら5人。

一方、小さく描かれたものも含めて哀を描いたのは『MAO』を連載中の高橋留美子先生ら8人でした。しかも蘭を大きくワンショットで描いたのは松江名先生のみなのですが、哀をワンショットで描いたのは前述の高橋先生に加えて『トニカクカワイイ』の畑健二郎先生、『からかい上手の高木さん』の山本崇一郎先生、『BIRDMEN』の田辺イエロウ先生と4人もいました。

福地翼先生がコナンとのツーショットを描いているように『名探偵コナン』のヒロインは毛利蘭なのでしょうけど、女性キャラとしての人気は灰原哀の方があるのかもしれませんね。

7号から始まった新章「消えた誘拐犯」では、サブタイトル通りに誘拐事件が発生。コナンや哀ら少年探偵団とともに、佐藤刑事と高木刑事、さらに萩原千早白バイ隊員が登場。多方面から誘拐犯に迫っていきます。犯人を捜して高木刑事と萩原隊員が即席の恋人同士になり、それを本当の恋人である佐藤刑事が睨むのは微笑ましいところ。事件解決後に高木刑事が佐藤刑事に言い訳するシーンがありそうです。

そして104巻まで発売中の単行本を一気読みする企画として、「サンデーうぇぶり」にて「コナン・リーディングクラブ」(https://app.sunday-webry.com/event/conan30th-readingclub/)が発足しました。何かプレゼントらしきものもあるとのこと。参加してみてはいかがでしょうか。

それにしても「週刊少年サンデー」7号の表紙にあるように、作者である青山剛昌先生曰く「オレの人生の半分がコナンです」とのこと。ってことは青山先生は60歳なのか…と。ここ3年ばかり亡くなった漫画家や関係者をまとめた記事を書いている身としては、くれぐれも体調を大事にして欲しいと願うばかりです。

【作品データ】
作者:青山 剛昌
連載:小学館「週刊少年サンデー」連載中
刊行状況:1~104巻発売中、以下続刊