『クレヨンしんちゃん』劇場版最新作『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』4日公開!原作コミックスも同時発売

2020年に原作、昨年(2022年)にはアニメがそれぞれ30周年を迎えた『クレヨンしんちゃん』シリーズ。基本的なキャラクター像は守りつつ、その時々の流行などをうまく取り入れながら国民的マンガ・アニメの地位を確立してきました。

さて、『クレヨンしんちゃん』では1993年より年1回劇場版が公開されています。例年はゴールデンウィークですが、今回は8月の夏休みに合わせて作られました。タイトルは『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』です。本作は、劇場版第30作で初の3DCG。原作コミックスも同時発売されています。

宇宙より、暗黒の光と白い光が日本列島に接近。埼玉県カスカベ市の普通の家へと降り注ぐところから物語がスタート。白い光は、いつものように夕飯を待っていたしんちゃんに命中。体にみなぎるその力をお尻に集中させると、おもちゃが浮かび上がります。

一方、暗黒の光はというと、もうひとりの主人公である非理谷充に命中。暗黒の光を作ったヌスットラダマス2世とともに、これまで虐げられてきた過去もあってかこの世の破滅を目論みます。そこで立ち上がったしんのすけが、ひろしやみさえ、ひまわり、池袋博士とともに戦うというストーリーです。

ちなみに元ネタとなっているのは、番外編として収録されている『しんのすけ・ひまわりのエスパー兄妹』(単行本26巻収録)なので、興味のある方はぜひご覧ください。

劇場版『クレヨンしんちゃん』の魅力といえば、普段はなかなか見られない家族間の絆や幼稚園では普段おふざけしているカザマくんやボーちゃんたちの意外な一面が見られる点でしょう。

実際、過去に公開された劇場版では、原作・アニメでは「足臭父ちゃん」と呼ばれているひろしの名言もたくさん出ています。

31作目となる本作で、各キャラクターがどんな活躍を見せるのか。名言が出てくるのか。夏休みに合わせた公開ということもあり、どのような盛り上がりを見せるのかが非常に楽しみです。

【作品データ】
原作:臼井儀人
監修:しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会
作画:高田ミレイ
出版社:双葉社(月刊まんがタウン)
刊行状況:全1巻