週刊少年サンデー 2023年17号(2023年3月22日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ

●『葬送のフリーレン』(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)
石碑に触れた途端、ヒンメル達が生きていた53年前の世界に逆行したフリーレン。未来ほど魔法が発達していない世界に戸惑うフリーレンの前に、新たな魔族が登場する。いきなり空へと飛ばされるフリーレンは……。

あっさり着地するのはダメっぽいです。やはり歴史が変わっちゃいますからね。襲ってきた魔族が謎を解く鍵になれば良いんですか、そう簡単にはいかないんだろうな、と。

●『トニカクカワイイ』(畑 健二郎)
夢で幼稚園の頃の出来事を思い出したナサ。「ナサがモテる」と聞いて、複雑な心境のツカサをよそに、図書館で予想外かつ、ある意味では漫画的な再会イベントが発生。

まあ、そうなるでしょうね。ここで両方とも気づかなければ、何も起きないんでしょうけど。さすがにそれは無理か。外見の変化からすると、ナサはともかく、香坂は気づきそうですね。

●『シブヤニアファミリー』(久米田 康治)
終業式で受け取った通信簿。そこから、やたら“通”ぶりたい人間である“通しんぼ”が話題になる。“通”になりたいと願うイツコだったが、自らが“通”の対象になるのは困るようで……。

個人情報の漏洩はいけませんね。しかし、ここまで情報を集められる先生の努力が脅威です。イツコの決め球であるシンカーを投げるチャンスが来るのでしょうか。

■ 掲載順チェック!
【今号の掲載順】
葬送のフリーレン(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)
MAO(高橋 留美子)
トニカクカワイイ(畑 健二郎)
龍と苺(柳本 光晴)
帝乃三姉妹は案外、チョロい(ひらかわ あや)
魔王城でおやすみ(熊之股 鍵次)
よふかしのうた(ことやま)
古見さんは、コミュ症です。(オダ トモヒト)
アンパシフィック(益子 リョウヘイ)
白山と三田さん(くさかべ ゆうへい)
君は008(松江名 俊)
君と悪いことがしたい(由田果)
レッドブルー(波切 敦)
シブヤニアファミリー(久米田 康治)
GOLDEN SPIRAL(福地 翼)
朱月事変(壱原 ちぐさ)
このマンガのヒロインは守崎あまねです。(ねこぐち)
ビグネス参式(勝郎)
九龍城でもう一度(藤田 三司)
第九の波濤(草場 道輝)
十勝ひとりぼっち農園(横山 裕二)
《休載》
ラストカルテ-法獣医学者 当麻健匠の記憶-(浅山 わかび)
MAJOR 2nd(満田 拓也)
舞妓さんちのまかないさん(小山 愛子)
あおざくら 防衛大学校物語(二階堂 ヒカル)
双影双書(舟本 絵理歌)
名探偵コナン(青山 剛昌)

【コメント】
またも休載6本の薄い号です。連載再開の『葬送のフリーレン』が巻頭カラー。カラーページではアンケートで3位になった“ミミック”がぬいぐるみ化を発表しています。ただ、税込み3960円はちょっと高いかな。フリーレンがスポッと抜ければ良いんですけどね。後方掲載が増えていた『トニカクカワイイ』が大きく浮上。この辺りが定位置でしょう。一方で後方掲載や休載が増えていた『双影双書』が「サンデーうぇぶり」への移籍を発表。アシスタント不足が原因とのこと。アナログアシスタントって減る一方でしょうね。休載明けの『第九の波濤』は定位置のラス前に。しかし本編は新展開の気配。まだ続くのでしょうか。