好きなことをカミングアウトする人が増えている作品ジャンルが、百合(ガールズラブ)です。同じ百合作品といっても、日常生活をテーマにしたものから甘酸っぱさや苦さの残る恋愛をテーマにしたものまで、さまざまなジャンルがあります。
その中から紹介するのが、社会人百合をテーマにした根強い人気のある、大沢やよい先生の『2DK、Gペン、目覚まし時計。』です。本作は一迅社の「コミック百合姫」にて2015~2018年にかけて連載されました。
主人公は、博多から上京して働くOKの香月奈々美と、マンガ家を目指している藤村かえでの2人。
奈々美の方は家事・仕事ともそつなくこなし、周囲からは「有能」と思われています。一方のかえではというと、家事がまったくできないどころかまともな収入もない、いわゆるヒモ女です。
もともと同居を呼びかけたのはかえでですが、彼女にあまりにも生活能力がなく子供っぽいので奈々美のほうが怒りながら呆れている描写もあります。しかし、最終的には持ちつ持たれつな関係であることに落ち着くのが本作の魅力です。
帰宅〜!
相変わらずあちいです、、、🫠
『2DK、Gペン、目覚まし時計』
久々に読み返したら当時の自分の気持ちを思いだしました🤣笑。
奈々美ちゃんの博多弁、葵さんの京都弁めっちゃ好きです❣️😇フワフワッ❣️ pic.twitter.com/Rjz4hwSKBd— EMINE (@emi77504583) August 16, 2022
また、各キャラクターの絵柄も可愛く、何度でも何時間でも読んでいられます。
【2DK、Gペン、目覚まし時計。】
読了しましたー!!!
凄い良かった!!
幸せになりました!皆好きですけどルー子さんのキャラはずるいですね!
普通にポジティブな良い子で好きです。 pic.twitter.com/wgQnJfcpdH— ガチャガチャの人 ふやんきー@Liand@さゆりす🌷@神っち🏴☠️ (@lilylovers39) April 30, 2020
最初にも書いたように、二人をメインにしたそれぞれの日常がテーマとなっており、いわゆるエッチな描写も出てこないので、そういった描写が苦手な人でも安心しておすすめできる作品でしょう。
改めて読み直すと「2DK、Gペン、目覚まし時計。」は社会人百合作品として最高クラスの作品だなぁと感じました(´;ω;`) pic.twitter.com/7Xx2PnRAGF
— タカ (@kotohono6955) August 14, 2022
【作品データ】
・作者:大沢やよい
・出版社:一迅社(百合姫コミックス)
・刊行状況:全8巻