オリンピックで日本人がメダルを期待される競技といえば、多くの人が「柔道」と答えるのではないでしょうか。実際、1964年の東京で男子、1992年のバルセロナで女子が正式種目になって以降、金メダルは最多の39個、銀・銅を含めた総数では体操(98個)に次ぐ84個のメダルを獲得しています。
それにちなみ今回紹介するのは、1996年アトランタオリンピック女子61キロ級で日本女子初の金メダルを獲得した恵本裕子さん原作、小林まこと先生が構成・作画を担当する『JJM 女子柔道部物語』です。コミックスの累計発行部数は、紙・電子あわせて140万部を突破しています。
最新コミックス13巻発売✨&累計140万部突破✨ということで
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— JJM 女子柔道部物語 (@JJMevening) May 28, 2022
主人公は、原作者の恵本裕子さんをモチーフにした神楽えも。高校編の舞台は北海道のカムイ南高校です。物語は95年の幕張世界選手権にて、わずか11秒で一本負けするところから始まります。そこから柔道に出会う高校時代を回想するという流れです。
各種インタビューなどで小林先生本人が、「ほぼ原作者の実話であることに間違いない」と語っているので、これから社会人時代~オリンピックでの活躍が描かれていくのではないでしょうか。
小林先生の作風の魅力は、熱血さとギャグシーンのギャップです。これらは、本作でも大いに発揮されています。代表作の『What’s Michael?』などでも見られましたが、『劇画・長谷川伸シリーズ』を4作描いたことで、よりその色が強くなったといえるでしょう。
小林先生作品のファンは根強く、固定ファンもたくさんいます。今後の展開が非常に楽しみですね。
女子柔道部物語(13)来ました!
なかなかハイペースなリリースじゃないかな!
今回も激アツエピソード満載ですよ!
ちなみに今回の表紙になった、主人公えもの隣に描かれてる人はいつもお世話になっている柔道の先輩のお姉さんがモデルです笑#読書記録 #jjm https://t.co/mzastNlu7g— 鋼鉄 (@metal_u_metal) May 24, 2022
【作品データ】
・作画:小林まこと
・原作:恵本裕子
・出版社:講談社(イブニングKC)
・刊行状況:既刊13巻(以下、続刊)