元美容部員が描いたハウツーメイクマンガ『メイクはただの魔法じゃないの』

大人になったらするようになるのがお化粧(メイク)。今では、女子高生でもやっている人がいるかもしれませんね。最近ではジェンダーレスコスメも出ており、男女問わず増えているようです。

しかし、はじめるときはどれが自分にあっているのか、何を選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめの作品が、今回ご紹介する六多いくみ先生の『メイクはただの魔法じゃないの』です。六多先生は『リメイク』や『カワイイ私の作り方』など美容関係の作品で知られています。

六多いくみ先生はマンガ家になる前は美容部員をしており、実際にSNSではコスメレポやメイクテクニックの発信を行っているほどです。もともとは仕事の息抜きにやっていたそうですが、美容雑誌「VOCE」などでも特集が組まれるほどなので、かなり精通しています。

さて、本作は『ビギナーズ』と『テクニック』にわかれています。ほとんどメイクを知らない人向けにスピンオフとしてマンガアプリの「Palcy」で連載をした作品が『ビギナーズ』、月刊誌の「Kiss」と先に紹介した「Palcy」にて「+α講座」として描かれた作品が『テクニック』です。

『ビギナーズ』は、ベースメイクなど基本的なメイクのやり方や買い方のコツといった、本当に初心者向けの内容が解説されています。メイク関連の本はたくさん出ているものの、本当に初めての人向けになっているものは少ないのが実情です。初心者が本当に知りたい点について、マンガでわかりやすくまとめられている点で高評価が集まっています。

『テクニック』では、オトナっぽい眉毛の描きかたやオイル美容法などわかっていそうでわかっていないメイクテクニックについて描かれています。

作品内では、実際に使っているコスメやおすすめのコスメについてもたくさん紹介されているので、コスメ選びに迷っている人は一度読まれてみてはいかがでしょうか。

【作品データ】
作者:六多いくみ
出版社:講談社
※ビギナーズ編:マンガアプリPalcy
※テクニック編:Kiss
刊行状況:既刊2巻