アニメ化決定!人類存続を賭けた神vs人の頂上決戦『終末のワルキューレ』

「月刊コミックゼノン」で大好評連載中の『終末のワルキューレ』(作画:アジチカ、原作:梅村真也、構成:フクイタクミ)がアニメ化されることが決定しました。

アニメ公式サイト(https://ragnarok-official.com/)には“2021年”となっているので夏か秋くらいでしょうか。YoutubeにはティザーPVも公開中ですので、それらを見つつ楽しみに待ちたいと思います。


さて、本作では神々の会議から始まります。なんでも1000年ごとに開催するもので、それにより人類の存続を決定するのだとか。大方の予想通り圧倒的に滅亡を望む神々が多かったことから人類滅亡が決定しかかるのですが、寸前でワルキューレ(北欧神話の女神)の長姉であるブリュンヒルデから待ったがかかります。

彼女によると、ヴァルハラ憲法62条15項に超特別条項があって神の代表13柱と人の代表13人による代理闘争(ラグナロク)で人間が7勝すると存続が決定するのだそうです。神が人間に負けるはずがないとして一蹴されそうになるのですが、ブリュンヒルデの「ビビってるんですかァ」の挑発により13番勝負が決定します。

そんな神と人との代表は次の通り。13人中4人と日本人が多めなのはともかく、神も人もそうそうたる顔ぶればかりです。もちろん人がそのまま神と戦っても勝ち目はありません。そこでワルキューレの女神達が神器(神に対抗できる武器)となって人間を手助けをしています。

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なお上記の写真は「月刊コミックゼノン」2020年12月号の付録「終末のワルキューレ手ぬぐい」です。「欲しい!」と思った人はネットオークションなどで探すか、再販の要望を編集部に伝えるかくらいになるでしょうね。
また戦う順番は不定で神々の気分や対戦相手によって入れかえることも度々です。現在は第5戦まで終了しています。詳しい決着はネタバレになるので避けますが、5戦までの組み合わせを紹介しましょう。

第1戦 トールvs呂布
北欧神話で最強と言われるトールと、三国時代の武将である呂布。ワルキューレのランドグリーズ(盾を壊すもの)が神器錬成により呂布の方天戟となっています。

第2戦 ゼウスvsアダム
本来はインドの神であるシヴァが戦うはずでしたが、神々の父であるゼウスが強引に順番を入れ替えました。それに人類の祖であるアダムが挑みます。ワルキューレのレギンレイヴ(神々の残されたもの)がメリケンサックとなりました。

第3戦 ポセイドンvs佐々木小次郎
海の王であるポセイドンには、剣豪の佐々木小次郎が立候補しました。ここではワルキューレのフリスト(震えるもの、轟かすもの)が小次郎の刀(物干しざお)になっているのですが、一旦壊れて……の展開が見ものです。

第4戦 ヘラクレスvsジャック・ザ・リパー(切り裂きジャック)
元々は人間であるヘラクレスには、ブリュンヒルデすら「クソ中のクソのゲボカス野郎」と表現するジャック・ザ・リパーが対戦します。ワルキューレのフレック(武器をガチャつかせるもの)が不本意ながらも助力しています。

第5戦 シヴァvs雷電為右衛門
第2戦から先延ばしにされたシヴァには、江戸時代の力士である雷電が出てきました。雷電についたワルキューレのスルーズ(強きもの)が超筋外骨締廻(全身を覆うサポーターのようなもの)に変わっています。

ここで問題になるのはアニメ化です。さすがに連載途中で13戦全部をアニメ化するのは不可能ですし、果たしてどこまで放送するのでしょうか。漫画の進行と合わせても第6戦くらいまでが限界かなと。すると第2期で7戦以降になるのかもしれません。もっとも第2期があればの話なのですが。

アニメ公式サイトではマキシマム ザ ホルモンによる主題歌「KAMIGAMIー神噛ー」のほか、声優陣は沢城みゆきさん(ブリュンヒルデ)、緑川光さん(トール)、高木渉さん(ゼウス)、関智一さん(呂布)ら一部のキャストが発表されています。ここは続報を待ちましょう。

直近の連載ではシヴァと雷電の決着がついたところ。これまでの4戦同様に二転三転しましたが、やはり見ごたえのある内容でした。第6戦以降の代表が誰になるのか、そしてどんな戦いが見られるのか、さらに神々の中でも分かれているらしい思惑の行方がどうなるか、いろいろと待ち遠しいばかりです。

【作品データ】
作画:アジチカ、原作:梅村真也、構成:フクイタクミ
連載:コアミックス「月刊コミックゼノン」連載中
刊行状況:1〜9巻発売中、以下続刊