「野球の統計学」と呼ばれるサイバーメトリクス、その他にもトラッキング・動作解析を取り入れ、高校野球に変革をもたらそうとする監督・宇佐智己の奮闘を描いたのが、西餅先生の『僕はまだ野球を知らない』です。
この作品は講談社の「月刊モーニングtwo」で連載されていましたが、昨年末に終了。今までの高校野球マンガにないコンセプトの作品だっただけに、連載終了を惜しむ声は多くありました。作者自身も完結巻の5巻で「続きを描く予定」と予告していましたが、ついに続編がスタートです。
なお、続編については雑誌での連載ではなく、作者のnoteとpixiv内(※)で行われます。
note(西餅):https://note.com/nishimochi/n/nc23d5b65876b#_=_
pixiv(omochi):https://www.pixiv.net/artworks/81995252
※noteはIDを取らなくても無料で閲覧可能。pixivは会員登録(無料)が必要なので注意してください。
第1話は、作者がTwitterにて続編開始を発表した5月31日に公開されました。
お待たせいたしました ぼくまだ続編第1話です
形式は商業連載ではなく個人配信となります。色々検討しましたが どうしてもこの物語をラストまで描き切りたいと思いこのような形をとらせて頂きました
1話目は無料で以下2つのサイトでご覧いただけますhttps://t.co/iBGvUpjsn8
(リプに続きます pic.twitter.com/UHVV8x81ji— 西餅お知らせ・ぼくまだ5巻2/21発売 (@harurock_mo) May 31, 2020
ただ、上記ツイートのリプライでも書かれていますが、作画環境の都合上隔月更新を予定しているとのことでした。隔月連載くらいの気持ちで気長に待ちましょう。
第1話では、前作の連載時に軽く触れられていた主人公・宇佐智己と父親でもある冴島(十条学院監督)の確執(対立)が描かれており、これが今後の展開にどのように影響するのかが楽しみなところです。
途中で終了した作品の続編(完結編)が、単行本となることはよくあります。絵柄については好みが分かれるものの、その優秀なストーリー性で人気が出た作品なので、今後の展開次第ではコミックスが発売されることも夢ではありません。
高校野球をテーマにしたコミックスの中でも、出色の出来なので、ぜひラストまで描ききってもらいたいところです。