八代将軍徳川吉宗と言えば、松平健演じる『暴れん坊将軍』が有名。放送回数800回を越え、舞台でも度々上演されています。またHNKの大河ドラマでは、『八代将軍 吉宗』で西田敏行が徳川吉宗を演じました。なかなかの佳作ではありましたが、今となっては印象が薄いです。
そんな吉宗が女になったとしたらどうなるか。それが白泉社「MELODY」で連載中の『大奥』です。
萌え系の漫画では、男の武将や有名人が女(と言うか少女)になることは珍しくありません。しかし基本的には、何の脈絡もなくいきなり性別が変わっています。この『大奥』の世界では、やや強引ではあるものの、男が減少する設定が作られています。それにより将軍は女が就任することになり、八代将軍徳川吉宗も女になっています。なんだか強引な展開だなぁとは思うんですが、男→女の萌え漫画よりは、考えられた設定になっています。実際にあんな状況になって喜ぶのは男でしょうか、女でしょうか。私としては、早死には嫌だなぁと。
コミックスは5巻まで発行済み。漫画連載が隔月刊のため、ちょっと遅めになっています。講談社週刊モーニングでホモの弁護士さんの日常を描いた『きのう何食べた?』も連載してますから、無理ないところかもしれません。
この「大奥」が松竹系で映画になります。
徳川吉宗を演じるのは柴咲コウ、側近の水野祐之進に二宮和也。その他のキャストに和久井映見、掘北真希、玉木宏、阿部サダヲなど。美男子3000人の大奥ですから、その他イケメンのチェックに勤しむのも面白いかもしれません。
劇場公開は10月1日。ニュースによれば、5月1日に発売された特典(根付けストラップ)付きの前売り券は完売。改めて5月15日に追加販売されたとのこと。ただヤフオクでもチラホラ見かけますし、買うだけならそっちが安いかも。秋の公開を楽しみにしましょう。
■白泉社「大奥」コーナー
http://www.hakusensha.co.jp/women/com.html
■映画「大奥」公式サイト
http://ohoku.jp/