ワールドカップ開催!そして「キャプテン翼スタジアム」もオープン

4年に一度のサッカーの祭典・FIFAワールドカップが、ついに南アフリカで始まりました!

我らが日本代表は通算4大会連続・4回目の出場。
はたして、今回はどこまで戦えるのでしょうか?

ところで、日本のサッカーを考えたとき、その存在を無視できないまんが作品が存在します。
おそらく、日本サッカーの視野を広げた偉大な作品です。

察しのよい読者の方はすでにおわかりかと思います。『キャプテン翼』(高橋陽一)です。


原作者の高橋陽一先生

 

 サッカー好きの少年・大空翼がチームメイトとともにボールを追いかけながら、世界を目指すこの作品は週刊少年ジャンプ(集英社)に連載され、後に数度アニメ化。ストライカーとして成長していく翼の姿や、個性的なライバルたちと繰り広げる戦い、そして友情が多くのファンの心をつかみました。

さて、さる2010年6月5日、『キャプテン翼』をモチーフにした多目的フットサルコート「キャプテン翼スタジアム」が神奈川県横浜市にオープンしました。

『翼』の生みの親である、漫画家・高橋陽一さんの全面協力の元に開設されたこの施設には、作品の主人公・翼、翼と「ゴールデンコンビ」を組むよきパートナー・岬太郎、作品中屈指の天才ゴールキーパー・若林源三の3人の主要キャラの名をつけた「翼コート」「岬コート」「若林コート」が設けられ、翼グッズを展示したスポーツカフェ「TSUBASA cafe」も併設。往年の『翼』ファンなら、一度は訪れたい場所ではないでしょうか。

『キャプテン翼』が連載を開始したのは1980年代。そして、日本でJリーグが誕生したのは1993年。発足時に活躍した選手の多くは、『翼』を読んで育った世代に間違いありません。
「日本をワールドカップで優勝させる」という大空翼の夢は、『翼』を愛読したJリーガーたちの心に受けつがれたといってよいでしょう。

『キャプテン翼』の人気は、実は日本にとどまることあらず。
ジダン、ロナウジ―ニョら、世界の著名なサッカー選手がファンであることを公言しており、アニメーションも世界各国で放送されています。

かつて漫画好きの政治家として知られる麻生太郎元総理が、秋葉原で演説を行った際に語ったことですが、「中近東でも『キャプテン翼』が親しまれており、支援に行った日本の自衛隊の給水車は、『翼』のロゴを貼っていたおかげで攻撃されずにすんだ」という逸話も存在しているのです。

現在も、週刊ヤングジャンプで『キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA』が連載されている『翼』は、文句なしに日本のサッカー漫画の金字塔。
いまだ人気は衰えず、多くのファンに愛され続けているのです。

さあ、2010FIFAワールドカップです。

サッカーを愛し、そしておそらく『キャプテン翼』にも親しんできたであろう世界中のサッカー・ファンたちが熱狂と興奮の渦に包まれる祭典が始まりました。

我らが日本代表、「優勝」とは言いませんが、南アフリカで世界をアッと驚かすプレーを見せてくれたらと願うばかりです。

よし、ワールドカップに、Kick Off!

【関連URL】
多目的フットサルコート キャプテン翼スタジアム公式サイト

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