鞠佳は百日で絢の手に落ちるのか!? 『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』

株式会社電通内の「電通ダイバーシティ・ラボ」が、2020年12月に全国20~59歳の合計6万人を対象に行った「セクシャル・マイノリティ(LGBTQ+)層に関する調査」によると、日本国内にいるLGBTQ+層の割合は約8.9%、その中にもLGBT以外のセクシュアリティも半数近くは占めるそうです。

みかみてれん先生はライトノベル作家であるとともに、マンガの原作者でもあります。中でも得意なジャンルはファンタジーと百合。そんな彼女の作品をコミカライズしたものが、かやこ先生が作画を担当した『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』(以下、『ありおと』)です。 続きを読む

我が子に中学受験をさせるかどうか迷った時の一冊!『中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ新装版』

首都圏に限らず名古屋・大阪・福岡などの大都市圏に住んでいる小学6年生のお子さんがいるご家庭であれば、多くの方が一度は「中学受験」を意識したことがあるのではないでしょうか。近年は公立高校の附属中学校ができて公立校でも中高一貫教育が行われているので、地方でも中学受験を意識しているところがあるかもしれません。

しかし、塾側からの情報は多く入ってくるものの、「家庭でどのあたりから準備を始めて受験当日まで何をしているのか」といった受験生側の情報は入りにくいのが現実。そこで、中学受験をさせようと考えている人が読むといいのが『二月の勝者-絶対合格の教室-』を描いている高瀬志帆先生の『中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ新装版』です。 続きを読む

LGBT(Q+)の心の動きがわかるコミックス『カノジョになりたい君と僕』

日本でも市民権を得つつある言葉に「LGBT(Q+)」があります。Lは「レズビアン」、Gは「ゲイ」、Bは「バイ・セクシャル」、Tは「トランスジェンダー」、Q+は「クエスチョニング」と「クイア」のことです。

私も当事者のひとりとして、まだまだ好奇の目のようなものを感じます。それ以外に、いろいろな点で生きにくさを感じる場面もまだ多いでしょう。そんなLGBT(Q+)の揺れ動く気持ちを描いた作品が、たかせうみ先生の『カノジョになりたい君と僕』です。 続きを読む

10月ドラマ放映決定! 中学受験をめぐる裏側を描く『二月の勝者-絶対合格の教室-』

中学受験は家族で乗り切っていく点で、高校受験や大学受験とはまったく異質なものです。そのため、受験生本人より親がのめり込むことがあります。実際、よくできる子であれば親も男の子は男子の御三家(開成・麻布・武蔵)、女の子の場合は女子の御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)の合格を夢見ます。

しかし、親世代と子供世代では受験事情も異なっているようです。そこには学校側の方針なども絡んでいます。そんな中学受験の裏側を描いた作品が高瀬志帆先生の『二月の勝者-絶対合格の教室-』です(以下、『二月の勝者』と表記)。本作は「ビッグコミックスピリッツ」2018年1号(2017年12月)から連載され、2021年4月時点でコミックスの累計発行部数が130万部を突破して話題になりました。 続きを読む

『休日のわるものさん』には優しい世界が待っていそう!

日本人なら決まって子供の頃に好きになる特撮戦隊シリーズは、男女問わず大抵の人が見てきただろう。今回紹介する『休日のわるものさん』は、そんな世界観の中での「わるものさん」をフォーカスし、なおかつ彼の休日の過ごし方を描いた癒し系コメディだ。

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週刊少年マガジン 2021年35号(2021年7月28日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ
2021WM_no35
●『EDENS ZERO』(真島ヒロ)
レベッカが無理やり参加させられたカードゲームのペナルティは身体の一部。負けたら両足を失い、夢で見た通りの未来になってしまう!キャットリーパーを使えるレベッカには楽勝のはずなのに、対戦相手のリラはどうやらイカサマをしているらしく連戦連敗。この窮地をどう乗りきる!?

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週刊少年サンデー 2021年35号(2021年7月28日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ
WS0735
●『古見さんは、コミュ症です。』(オダ トモヒト)
3年生の卒業式。厳かに進むかと思いきや、前生徒会長である伊調せとかの企画により、ダンスあり腕相撲ありのハチャメチャな卒業式になってしまいました。

古見さんはどんな送辞を用意していたのか。そして卒業生にはどんな送辞に聞こえたのか。今回は影の薄かった只野君ですが、この後のフォローはしっかりしたはずです。

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目覚めたら犬に?!『友よ尾をふれ!』はドタバタコメディ!

学校一の美形男子でお金持ちの布施 犬太郎(けんたろう)は、ある日目が覚めると犬になっていた……!! 得体の知れないマッドな施設から抜け出したはいいものの、「元」親友でつい先日まではいじめていた「ポチ」こと保地(ほち)安則に拾われる。

一方、家が獣医で動物好きな友尾(とものお)きよみは、人間だった頃の犬太郎から宿命のライバルである立神 辰広に、決闘で負けたらきよみをやると約束されていたらしい。恋人でも何でもないのに……。結果、犬になってしまった犬太郎が決闘に現れなかったため、「不戦勝」ということで立神がきよみをさらっていこうとするのだ。

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【ご当地漫画紹介・愛知県】『恋は論破できない』『だもんで 豊橋が好きって言っとるじゃん!』

聖地巡礼が大人気の昨今。特定の都道府県を描いた漫画作品はたくさんあります。そこで順に紹介していこうと思います。まずは50音順で最初に来る愛知県から。
『高杉さん家のおべんとう』『かりん歩』などで愛知県を舞台とした作品を描いた柳原望先生。スクエアエニックス「ヤングガンガン」で連載中の『恋は論破できない』も愛知県(主に名古屋市)を舞台にしています。

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現代の受験事情・勉強法がわかる人気シリーズ続編『ドラゴン桜2』

「1年間本気で勉強したら、東大に合格できる可能性がある」と言われたら、本気で勉強する気になりますか? それとも「そんな簡単なものではない」と諦めますか? 多くの人は、後者ではないでしょうか。

もちろん必死で努力することが必要ですが、現役東大生は「才能(能力)の差が出てくるスポーツ・芸術に比べると、東大に入るのは簡単」と言い切ります。そんな彼らが実践した勉強法を元に普通の高校生が東大に合格する過程を描いた作品が『ドラゴン桜2』です。
(前作のレビューはこちらもご覧ください続きを読む