日別アーカイブ: 2025/05/12

宇宙飛行士の夢を叶える少女と支える少年の物語『ありす、宇宙までも』

大きな偉業を成し遂げた人は、なぜ成し遂げられたのか。それは、その人が持っている能力の高さはもちろん大きいでしょう。しかし、それだけではありません。最大の理由は、誰かに信じてもらえたからです。

どんなに優れた能力があっても、周囲から否定されたらせっかくの能力も育ちません。今回紹介するのは、言葉が中途半端になってしまったことで、勉強についていけなくなった少女が勉強に励み宇宙飛行士を目指す物語として、売野機子先生の『ありす、宇宙(どこ)までも』です。本作は、2025年のマンガ大賞を受賞しました。 続きを読む

もし大奥の女性たちが猫好きだったら?歴史ショート『猫奥』

江戸時代を舞台にした小説・テレビドラマ、マンガは数多くあります。その中で、代表的なタイトルといえばやはり『大奥』でしょう。実際、マンガ版ではよしながふみ先生が描いています。テレビドラマも人気がありましたね。

これを猫に置き換えたとしたら、熱心な歴史好きであれば『ん??』と眉をひそめる人もいるのではないでしょうか。そこは、あくまでもパロディということでお許しください。その妄想を現実にした作品が、山村東先生の『猫奥』です。 続きを読む

事実無根の体罰事件を元にした映画『でっちあげ』6月27日公開

かつて「史上最悪の体罰教師」と呼ばれた男がいました。しかし、その大半は事実無根のでっちあげだったことが判明。最終的には、この教師に科されていた処分はすべて無効となったのです。

もしも、これが我が身に降りかかったらどうするでしょうか。毎日続くマスコミによるリンチのような誹謗中傷に耐えられますか?福田ますみ先生の『でっちあげ福岡 「殺人教師」事件の真相』を原作に、田近康平先生作画でコミカライズされた『でっちあげ』を映画化した映画『でっちあげ』が、6月27日に公開されます。 続きを読む

事実無根の罪で断罪・誹謗中傷される恐怖『でっちあげ』

教員採用試験の倍率低下が言われて久しい。特に倍率低下が深刻なのが小学校で、全国平均が2.2倍。実際、Xのポストを見ると「教師のバトン」というハッシュタグで、教育現場の現実がよく書かれています。

受験者数が減ったのが、やはり大きな理由です。その原因としては、保護者からのクレーム対応を求められること、夜遅くても呼ばれたら対応せざるを得ないことなどがあげられます。今回はこのような教育現場の現状を描いた作品として紹介するのが、福田ますみ先生原作、田近康平先生作画の『でっちあげ』です。本作は、福田ますみ先生の『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―』を原案として描かれています。 続きを読む

『ぐらんぶる』7月開始のアニメ2期もモザイクだらけ!?

講談社「good!アフタヌーン」にて好評連載中の『ぐらんぶる』アニメ2期が7月から放送されます。

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