日別アーカイブ: 2025/03/08

偶然からはじまった大人の三角関係を描く『私のブルーガーネット』

「十人十色」という言葉があります。「好み・考え方・性格などは、人によって違う」という意味で使われる言葉です。同じ言葉を使っているように見えても、その人の考え方や解釈の仕方で、意味は随分と変わってくる経験をした人も多いと思います。

恋も同じで、その人の思いによって進む方向はさまざま。今回は、まったく正反対の性格をしているふたりが出会ったことで動き出す人間模様を描いた、秋山はる先生の『私のブルーガーネット』を紹介します。 続きを読む

ちょっとビターな大人百合『おとなになっても』4月にドラマ化

『おとなになっても』レビュー記事
『おとなになっても』と『定時であがれたら』の比較記事

異性・同性に関係なく、既婚者など本来であれば好きになってはいけない人を好きになった経験のある人も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたら、そのことが相手にバレて慰謝料を払ったことのある方もいるかもしれませんね。

さて、大人の女性同士のちょっぴりビターな恋愛を描いた物語が、志村貴子先生の『おとなになっても』。2019~2023年にかけて講談社の「KISS」で連載され、コミックスは全10巻が発売されました。その本作が、Huluオリジナルドラマとして4月26日より公開されます。 続きを読む

老いた博徒の生きざまがここに『老境博徒伝SOGA』

老境を迎えた麻雀打ちの活躍を描いた『老境博徒伝SOGA』(作画:三好智樹、瀬戸義明、原作:森橋ビンゴ、協力:福本伸行)が面白いです。

続きを読む

満たされているのに満たされていない思いを描く『ハツコイノツギ』

恋のカタチは人それぞれ。初恋がそのまま実った人がいれば、何度か恋した末にやっと実ったという人もいるでしょう。もしかしたら、なんとか結婚したものの、結局は別れてしまったという人もいるかもしれませんね。

今回紹介するのは、初恋の次の恋で結ばれたものの、なぜか片思いしているような気になってしまう夫婦を描いた、志村貴子先生の『ハツコイノツギ』です。本作には『こいいじ』に登場したキャラクターが登場しています。 続きを読む

編集の仕事をめぐる揺れる想い『編集の一生』

作者はもちろんのこと、編集担当者や校正担当者、原作者などさまざまな人が関わってできるのがマンガ。その中でも、編集担当者は作品のスケジュール管理、ネームの確認や事実確認といった校正が主な仕事です。

その他にも、企画の提案やストーリーへのアドバイスや情報提供なども行っています。時には、リクエストに応じて体を張ることもありそうですね。そんな雑誌編集者と作者のつながりを描いた作品として、萩原あさ美先生の『編集の一生』を紹介します。 続きを読む

長崎を舞台にした長編アニメ『きみの色』Blu-ray・DVDが発売開始

『きみの色』レビュー記事はこちら

長崎が舞台のモデルとして制作された、完全オリジナル劇場版アニメ『きみの色』。第26回上海国際映画祭金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞するなど、封切り前から大きな話題を集めました。

何気ない日常描写と繊細な映像演出に長けたアニメーション監督・山田尚子氏(代表作・『映画 けいおん』)による『きみの色』のBlu-ray・DVDが、2025年2月26日より発売開始されました。 続きを読む

『気になってる人が男じゃなかった』第3巻発売&アニメ化決定!

『気になってる人が男じゃなかった』レビュー記事はこちら
ドラマCD化の記事はこちら

作者でもある新井すみこ先生のXにて、2022年より連載開始以降、多数のファンがついたことで大きな話題を集めた『気になってる人が男じゃなかった』。

作者のSNS総フォロワー数は約170万人、コミックスの全世界での累計発行部数が95万部を超える大ヒット作となった本作。2025年2月20日に第3巻が発売され、同時にアニメ化が発表されました。 続きを読む