日本の伝統芸能の中で、もっとも手軽に楽しむことのできるものが、落語・講談などの寄席です。コロナ禍の中で落語会の数が激減した時期もありましたが、都内であれば毎日数百~1,000件近くの落語会が行われています。
落語・講談の場合、「天狗連」と呼ばれるアマチュアの落語家・講談師、もしくは落語研究会(いわゆる落研)も活発に活動しており、演じる・観賞する両方の面で敷居が低いといえるでしょう。そこで、今回は高校の落語研究会を舞台にした青春ストーリー、秋山はる先生の『こたつやみかん』を紹介します。 続きを読む