■ 掲載漫画ピックアップ
●『カッコウの許嫁』(吉河美希)
凪とエリカが監禁されているホテルをつきとめて、突然あいが乗り込んできた!! 「許嫁という関係を抜いたら凪とエリカは他人同士」と断言し、二人の関係解消を迫るあいだったが、いつしかエリカと意気投合してしまい!? 単行本9巻が好評発売中。
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月別アーカイブ: 2021年11月
ラジオ番組を制作する人とリスナーが紡ぐ、心あたたまるマンガ『満ちても欠けても』
情報を届ける手段として、最も有名なのは新聞、テレビ、雑誌、ラジオの4つでしょう。これらは「マスメディア」と呼ばれ、大衆に情報を伝達するために利用されます。その中でもラジオは音声放送で、運転や勉強と並行して楽しむリスナーが多い点が特徴です。
ラジオはややマイナーですが、パーソナリティとの双方向コミュニケーションを取りやすいため、深夜のトラック運転手や受験生に人気があります。そんなラジオ局で働く人たちをテーマにした作品が、『14歳の恋』などを代表作に持つ水谷フーカ先生の『満ちても欠けても』です。 続きを読む
同棲しているカップルの何気ない日常を描いた社会人百合作品『同棲生活』
同性愛をテーマにした作品では、BL(ボーイズ・ラブ)作品が女性を中心に根強いファンが多く、ヒット作も出ています。その一方、百合作品(ガールズ・ラブ)もファンはいるものの、なかなかロングヒットにつながらないのが実情です。
そんな中、日常の癒しになる社会人百合が登場しました。それが、今回ご紹介するさつま揚げ先生の『同棲生活』です。本作は、ふとした出会いから同棲を始めたふたりの日常を描いた物語になります。 続きを読む
週刊少年ジャンプ 2021年52号(2021年11月29日発売)
ちょっぴりHで笑える小噺集が降臨!? 『マンガ 古典落語のセクシー小噺』
2016年から続く落語ブーム。新型コロナウイルスの影響で止まっていましたが、落語会も復活しつつあります。地方のホールなどで行われる落語会も一旦ストップしていましたが、少しずつ行われるようになっているところです。
落語会やテレビ・ラジオ・寄席などで、見たことがあるという方もいらっしゃると思いますが、実は落語にはあまり知られていない「ウラの顔」があります。そんなちょっと危ない落語・小噺をマンガにしたのが、今回ご紹介する高信太郎先生の『マンガ 古典落語のセクシー小噺』です。 続きを読む
性同一性障害・SRSを明るく説明するコミックエッセイ『さよならちんちんウェルカムまんまん』
「LGBT」という単語を一度は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。中には、「当事者です」という人もいるかもしれませんね。
さて、生物学的な性別と心の性別が異なる状態のことを「性同一性障害(GID)」といい、肉体を心に合わせるための手術が「性別適合手術(SRS)」です。こうした言葉を聞いたことがあっても詳しくは知らないという人も多いと思います。その実態について書かれた作品が、上川依子先生原作で鈴木倫先生作画の『さよならちんちんウェルカムまんまん』です。 続きを読む
恋に揺れ動く女性の心理を描いた百合短編集『ワンナイトフレンド』
落語を巡る愛憎と高座を描写した最高傑作!『昭和元禄落語心中』
落語は今から約400年前の江戸時代・元禄年間に誕生した、日本の伝統芸能です。ブームが来たり衰退したりを繰り返しながら現在まできて、2016年からは何度目かの落語ブームがきています。
今はコロナの影響もあって減少していたものの、コロナ前の東京都内では毎日1,000件以上の高座が開催されていたことからその一端がおわかりいただけるでしょう。そんな落語に魅せられた男たちを描いた物語が、今回ご紹介する雲田はるこ先生の『昭和元禄落語心中』です。本作は第21回手塚治虫文化賞など、数々の賞を獲得。2016年と17年にはアニメ化、18年にはドラマ化されて話題となりました。 続きを読む
おとな百合でおすすめの2作品!『おとなになっても』と『定時にあがれたら』徹底比較
近年市民権を得つつある言葉が「LGBT」です。個々の性的少数者というより、包括的なコミュニティを示す言葉として用いられ、最近では「LGBTQ」や「LGBTQ+」などさまざまな呼び名で表現されています。
以前からBL(ボーイズラブ)作品を読む人はいましたが、最近では百合(いわゆるガールズラブ)の作品も増え、男女問わずこうした作品を好む人が多くなってきているようです。それにちなんで、おとな百合で人気のある『おとなになっても』と『定時であがれたら』を取り上げ、両者の比較とどのような人におすすめするかについて書いていきます。 続きを読む
【ネタバレ感想】アヤシモン【週刊少年ジャンプ50号(2021年11月15日発売)~】
とにかく強い!バトれるなら何でもする男の行く先は!?
漫画の主人公に憧れて、喧嘩だけは誰にも負けないようになったマルオ。しかし、度が過ぎる腕力のせいでどんなバイトにも就けない。そこで出会った少女がマルオの強さに目をつけ、「盃」を酌み交わすことに!?限度を知らないマルオの強さと、頭の悪さが以外な展開になる!