漫画と言えば、4コマ漫画でなければ、ある程度のボリュームがあってこそ、物語があるように思う。基本的に雑誌掲載などでも、最低でも8ページか16ページは必須なのだが、この『夜のおはなし』に収録されている漫画はわずか4編で、しかもそれぞれが非常に短い物語だ。しかし、ページのボリュームと内容の濃さが、必ずしも比例するわけではないと思い知らされる、読者の心の中で物語の続きが描かれそうなオムニバス作品集になっている。
漫画と言えば、4コマ漫画でなければ、ある程度のボリュームがあってこそ、物語があるように思う。基本的に雑誌掲載などでも、最低でも8ページか16ページは必須なのだが、この『夜のおはなし』に収録されている漫画はわずか4編で、しかもそれぞれが非常に短い物語だ。しかし、ページのボリュームと内容の濃さが、必ずしも比例するわけではないと思い知らされる、読者の心の中で物語の続きが描かれそうなオムニバス作品集になっている。