■ 掲載漫画ピックアップ
●『ゼロの日常』(新井 隆広、原案協力/青山 剛昌)
偶然、風見と一緒になった昼食でカレーの色合いにこだわりを示す安室。そんな彼の額には絆創膏が。その怪我の原因は、前夜に起きたカーチェイスだった。2本立て。
安室の日常では、ささいな事件(それ以上ですけど)が連発するようです。それに巻き込まれないまでも、蚊帳の外に置かれている風見の存在は微妙です。
漫画や小説に限らず、タイムスリップを取り扱う作品における焦点の1つに、「どれだけ歴史を変えられるか」がある。そして日本史における大きな話題の1つに、「織田信長が本能寺の変で死ななかったら、その後の日本の歴史はどうなったか」がある。この2つが楽しめそうな漫画が、芳文社「週刊まんがTIMES」にて好評連載中の『信長のシェフ』(梶川卓郎)だ。
現代の西洋料理人であるケン(葛城賢一郎)が、戦国時代にタイムスリップし、織田信長に料理人として使える展開は、まさにタイトルそのまま。2013年と2014年にテレビ朝日系列にて、Kis-My-Ft2の玉森裕太さんがケン役、及川光博さんが織田信長役でドラマ化された。その辺りは、2013年の記事「ドラマも好評放送中!『信長のシェフ』原作レビュー」をどうぞ。
彼氏にフラれたばかりで、不機嫌なまま合コンに参加した茜は、「つまんないから帰る」と途中で抜けようとする。そこへ「オレも思ってたトコ」と年上の史和に連れ出される形で、なぜかそのまま近場の海へ。史和のあまりの無邪気さに笑ってしまう茜に、「茜は笑ってるほうがカワイイ」と言ってくれた彼を、茜は自分でも思ってもみなかったほどに好きになっていくが……?