カテゴリー別アーカイブ: マンガ大賞2011

マンガ大賞2011発表 『3月のライオン』が大賞を獲得!!

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)

“マンガ読みが選ぶ2010年の一推!”

――3月17日、今年で4度目を迎える「マンガ大賞」の最終選考結果がインターネット上にて発表。並みいる強豪ノミネート作のなか、『3月のライオン』(羽海野チカ)が見事グランプリに輝いた。

全ノミネート作品の順位と獲得ポイントは以下のとおり。

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マンガ大賞2011ノミネート『主に泣いてます』レビュー

主に泣いてます(3) (モーニングKC)

■あらすじ
日本を代表する人気画家・青山仁のモデル兼愛人である紺野泉。類まれなる美貌を持つ泉に、周囲の男たちはみなトリコとなってしまう。しかし、その美しさゆえに彼女は幸せになれず、主に涙を流す不幸な日々を送っていた……

■みどころ
世間で「美人すぎる○○」という言葉が今だ騒がれています。
「女の涙は武器になる」と昔から言われています。
この物語のヒロイン・泉はまさにこれらの言葉を体現している女性です。
美人すぎる彼女の美しすぎる泣き顔を見て、男たちはほおっておけなくなってしまう。しかし、それがゆえに泉は男たちに付きまとわれ、同性からは嫉妬の嫌がらせを受け、真に愛する人はすでに妻子ある身で…と受難の日々。
本当に「主に泣いてばかり」の人生をすごしている泉です。

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マンガ大賞2011ノミネート『花のズボラ飯』レビュー

花のズボラ飯

■あらすじ
夫が単身赴任中の主婦、駒沢 花(こまざわ はな)。ありあわせの材料で‘ズボラ飯’を作り、その出来ばえに狂喜乱舞する。

■みどころ
グルメ漫画にもいろいろありますが、『孤独のグルメ』を外すことはできません。中年男がいろんな店を食べ歩く漫画なのですが、その独特な雰囲気もあって、ファンも多く息の長い作品です。『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之氏が、新たな側面を見せたのが、この『花のズボラ飯』です。

夫が単身赴任の主婦ならずとも、ありあわせの材料や間に合わせの料理で、食事を済ませたことのある人は少なくないはずです。それを‘ズボラ飯’とネーミングして、面白おかしく漫画にしています。まさにありあわせなので、実際に作ることも可能ですが、それこそ更に読者なりのアレンジをしても良いかと。それでより満足感を得られそうなメニューばかりです。ですから実践的なグルメ漫画の代表にもなり得ます。

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マンガ大賞2011ノミネート『SARU』レビュー

SARU 上 (IKKI COMIX)

■あらすじ
この世界の各所にその存在の痕跡を残す謎の存在“猿”。いたるところで起こる怪奇現象から“猿”の存在に気付いた人間たちは、その復活を阻止するために動き出す。そんな中黒魔術をかけられたことをきっかけに謎の若者・ナムギャルと知り合った奈々。共に“猿”を追うことになった2人が出会ったのは、自らを「孫悟空」と名乗る謎の少女。彼らは“猿”から世界を守ることができるのか。
 

■みどころ
“世界を救う”というあまりにも壮大すぎるテーマを掲げ、“猿”という謎の存在を軸に世界中の怪奇現象や要人たちの動きを追う、なんともオカルト要素の強すぎるとっつきにくい作品──この『SARU』から受ける印象は正直そんなところだろう。本の装丁、帯のあおり文句、カバーに綴られたあらすじまでもが、そんな印象を強めている。

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マンガ大賞2011ノミネート『ましろのおと』レビュー

ましろのおと(2) (月刊マガジンコミックス)

■あらすじ
主人公、澤村雪(さわむら せつ)は16歳の高校生。幼い頃から津軽三味線を祖父の松吾郎に習ってきたが、祖父が死去。行き詰まりを感じる中で、自分なりの音を探すために上京する。転入した高校で、津軽三味線愛好会に誘われ、祖父の若い頃を知る人に出会うなど、次第に雪の心境に変化が生じる。そして母、梅子(うめこ)の肝煎りで開催される津軽三味線甲子園を目指す。

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マンガ大賞2011ノミネート『3月のライオン』レビュー

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)

■あらすじ
主人公、桐山零(きりやま れい)は、若くして将棋のプロ棋士になった逸材。交通事故で家族を亡くし身近な縁者は少なく、養子になった師匠の家でも軋轢を生むなど、私生活は上手くいっていない。しかし川本あかり、ひなた、モモの3姉妹と出会い影響を受けることで、彼の心情に変化が起こってくる。

■みどころ
将棋界を描いた漫画も増えてきたが、勝負第一の世界を描きながらも、人間関係や心情を深く刻み込んだ作品。同じ将棋漫画の『月下の棋士』『ハチワンダイバー』ほど派手な演出は無いものの、引き込まれる読者は多い。将棋漫画と言うよりは、将棋界を中心とした人間ドラマの面が強い。

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マンガ大賞2011ノミネート『ドントクライ、ガール』レビュー

ドントクライ、ガール (ゼロコミックス)

■あらすじ
両親の不手際で、父の知人・升田の家に居候することになった女子高生・たえ子。しかし、同居することになった青年・升田は家の中では一糸まとわぬ姿で暮らす「裸族」だった。嫁入り前なのに、真っ裸の男と同居するというどうしようもない不幸な状況に追い込まれた、たえ子だったが…

■みどころ
「このマンガがすごい!2011 オンナ編」で1・2位独占という快挙を成し遂げたヤマシタトモコ。そして、その2位に輝いた作品がこの『ドントクライ、ガール』です。

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マンガ大賞2011ノミネート『さよならもいわずに』レビュー

さよならもいわずに (ビームコミックス)

■あらすじ
作者、上野顕太郎の妻(漫画内の呼称はキホ)が突然の死去。死亡前後の細々とした出来事に加え、出会い、闘病記、葬儀後の出来事などが、作者の思いを含めて描かれた作品。

■みどころ
上野顕太郎と言えば、一種独特なギャグ漫画が有名。ウエケンワールドに魅了されているファンも多い。その上野顕太郎が新たなウエケンワールドを、そして唯一無二のドキュメント漫画を完成させた。エンターブレイン社のコミックビームで連載されていた『さよならもいわずに』だ。

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マンガ大賞2011ノミネート『刻刻』レビュー

刻刻(3) (モーニングKC)

■あらすじ
時間を止める機能を持った石をめぐり、石を受け継いだ家族と、それを狙う団体、真純実愛会が対立する。主人公の佑河樹里は、真純実愛会のメンバーに誘拐された兄と甥を救うべく、祖父と共に時間を止めて行動する。しかし相手の中にも、時間の止まった世界で行動できる者が居た。

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マンガ大賞2011ノミネート『失恋ショコラティエ』レビュー

失恋ショコラティエ 3 (フラワーコミックスアルファ)

■あらすじ
製菓学校に通うケーキ屋の息子・小動 爽太(こゆるぎ そうた)。一目惚れして想いつづけた高校の先輩・サエコとつきあうことになり、サエコが何より好きだというチョコレートを心をこめて作り、バレンタインにプレゼント。しかし、チョコを前にしたサエコの口から返ってきたのは、「付き合っている人がいる」という非情な言葉だった。
失意の爽太はフランスへ渡り、パティスリー「ボネ―ル」でショコラティエの修業を始める。
時は流れ、日本へ帰国し、チョコレート専門店「ショコラヴィ」を開店する爽太だが、いまだにその心はサエコのことを追いかけていた。そして、そんな爽太の前にサエコが姿を表して…

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