カテゴリー別アーカイブ: 研究員おすすめ

霊が視える『ようこそ亡霊葬儀屋さん』が死者の願いを叶える?!

日本では人が死ぬと火葬されるが、遺族が一晩ほど一緒に過ごせるようになっている。その代わり、お通夜だの葬儀だので忙しく、悲観する暇もないのが実情だ。漫画『ようこそ亡霊葬儀屋さん』(吉良いと/集英社)は、霊が視える体質の若い葬儀屋社長が、最期に一番大切な人に伝えたかった思いを届けるサービス(?)付きだ。

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ゴハンを食べているふたりに思わず心ときめく百合グルメマンガ『満腹百合』

マンガにおいて、親和性の高いジャンルとしてあげる人の多いのがグルメ。よしながふみ先生の『きのう何食べた?』やイシヤマアズサ先生の『真夜中ごはん』などが有名ですね。中には、自宅レシピが載っているものもあり、一人暮らしにとっては助かります。

そんなグルメ作品の中に、百合(ガールズラブ)が組み合わさったら、これはファンにとってたまらないと思います。今回ご紹介する宮部サチ先生の『満腹百合』も、同棲カップルによるグルメマンガです。 続きを読む

女子選手が男子の無差別級に挑む熱血柔道マンガ!『All Free!〜絶対!無差別級挑戦女子伝〜』

柔道の本質をあらわす言葉に「柔能く剛を制す」という言葉があります。これは「柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを押さえつけることができる」という意味です。柔道であれば、相手の力を利用することで、小さい人が大きい人を投げたときによく用いられます。

特に、軽量級の選手が重量級の選手に勝つと、会場は歓声でいっぱいになるでしょう。仮に、小柄な女子選手が大きな男子選手に勝つようなことがあれば、それこそ大きなニュースになります。そんな仮想を作品にしたのが、今回ご紹介する青野てる坊先生の『All Free!〜絶対!無差別級挑戦女子伝〜』です。 続きを読む

自分と向き合うことの大切さを教えてくれる『ハチミツとクローバー』

「十人十色」という言葉があるように、人の持っている才能はさまざまです。中には、常人に想像もつかないような才能を発揮する人もいます。その陰で、圧倒的な才能を見せつけられることで、迷ってしまう人も多くいるでしょう。

今回ご紹介する、羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』(以下、『ハチクロ』)は、美術大学を舞台にした作品です。本作では、才能を持つ者たちが集まる美大で、報われない恋模様、自身の才能・生き方に疑問を持ち、これからの進路・苦悩と向き合う姿が描かれています。 続きを読む

2022年は寅年、オススメな虎(じゃない?)漫画3選

あけましておめでとうございます。2022年は寅年。と言うことで、ぜひ読んで欲しい虎(?)漫画を3作品紹介します。

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女の子になった男の子の成長物語『オレが私になるまで』

「生まれ変わるなら(もしなれるのであれば)異性になりたい」という願望を持っている人は、男女を問わず多くいらっしゃると思います。しかし、ずっと戻ることができないとしたらどうでしょうか。

それでもなりたいという人は、もしかしたら少ないかもしれません。ある日突然、男の子から女の子になったある少年が、少しずつ自分を受け入れて女性になっていく物語が、今回ご紹介する佐藤はつき先生の『オレが私になるまで』です。 続きを読む

同性カップルの心が和む同棲コミックエッセイ『今日もひとつ屋根の下』

これまでは、なかなか理解を得られなかった同性カップル。「LGBTQ」という言葉が浸透してくるとともに、不動産会社の入居申し込みでも、通常通り申し込みができ、審査にも通過できるようです。その他、クリエイターや芸能人で、LGBTQに入ることをカミングアウトする人も増えています。

今回取り上げる、犬井あゆ先生(以下、「先生」)もそのひとり。デビュー作『定時にあがれたら』が発表された時期と並行して、付き合いはじめた同性のパートナーがいます。その彼女との日常を描いたコミックエッセイが、『今日もひとつ屋根の下』です。 続きを読む

誰も知らない話が満載!『刑務官が明かす死刑の話』で都市伝説の○×も解説!

極刑が廃止される先進国も多い中、いまだに死刑制度のある我が国・日本。漫画『刑務官が明かす死刑の話』は、死刑執行に携わった刑務官から聞いた話を描いたコミックエッセイだ。死刑執行担当に選ばれる確率は年間で0.1%であるとか。その候補者になるのは優秀でベテランのある一定の条件を満たした者のみである。そしてそれは決して断れないのだ。

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寄席芸人を取り巻く人情噺を描いた大作『寄席芸人伝』

2016年から何度目かのブームが続いている落語。コロナ禍で開催される落語会の数も減少傾向でしたが、少しずつ開催される寄席・落語会の数も戻ってきつつあります。

どこかで会場を借りるなどして開催される落語会もあれば、新宿末広亭など「定席」と飛ばれる場所で毎日行われる場合もあるのですが、そこにはさまざまなドラマが起こるもの。そんな芸人を取り巻くドラマをオムニバス形式で描いたものが、古谷三敏先生の『寄席芸人伝』です。 続きを読む

読んで笑える!絵を見て笑える! 古川柳を紹介するマンガ『マンガ 爆笑!落語川柳ギャグ辞典』

寄席の最後に行われる余興演芸のひとつが大喜利で、他にもさまざまな余興芸があります。これらも落語とは相性がいいですが、実はもっと身近に相性抜群なものがあることをご存知でしょうか。

それが川柳でありマンガです。川柳は俳句と同じく、五七五の17文字で表現します。よく落語家がその噺に合った川柳を詠んでいるのを聞いたことがあるでしょう。実際に江戸後期には川柳マンガがブームになりましたが、これを現代風にしたものが高信太郎先生の『マンガ 爆笑!落語川柳ギャグ辞典』です。 続きを読む