カテゴリー別アーカイブ: 研究員おすすめ

週刊少年マガジン 2024年52号(2024年11月27日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『生徒会にも穴はある!』(むちまろ)
完全無欠の生徒会長・古都吹寿子にも癒されたい瞬間はある。梅の席に突っ伏していたところを梅本人に目撃されてしまい、二人の間に微妙な空気が流れるが…? 最新コミックス8巻と公式イラストブックが好評発売中。
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出直しアイドルの成否は?『アイドルビーバック!』

2週目の地下アイドルユニットがメジャーデビューを目指す4コマ漫画『アイドルビーバック!』(はんざわかおり)が面白いです。

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週刊少年マガジン 2024年51号(2024年11月20日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『赤羽骨子のボディーガード』(丹月正光)
ついに迎えた卒業式。妨害を受けながらもかつて対決し、やがて仲間になった人々からの後押しで会場に駆けつけた荒邦には「骨子に告白する」という最後の、そして最大のミッションが待っていた! 堂々完結。
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「女らしさ」という固定観念の正体とは何?『さよならミニスカート』

ステレオタイプ的な男性像・女性像は、近年薄れつつあります。実際に女子生徒の3割がスラックスを選んでいる学校もあるほどです。しかし、「セーラー服=女子学生の制服」という固定観念が、いまだにあるのも厳然たる現実。

しかし、それらは誰かが勝手に作った虚構の中に存在するものかもしれません。そこで、ジェンダーや家族・友情について考えるきっかけとして紹介したい作品が、牧野あおい先生の『さよならミニスカート』です。本作は2018年の連載当初から大きな反響があり、2020年の「このマンガがすごい!」オンナ編で第1位に輝きました。 続きを読む

信長の周囲に転生したら、どうなる?パート2『戦国小町苦労譚』『信長公弟記~転生したら織田さんちの八男になりました~』『信長の妹が俺の嫁』

以前の記事に続いて、織田信長の近辺に転生した作品を紹介します。

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児童養護施設の闇を描く社会派マンガ!『それでも、親を愛する子供たち』

こども家庭庁の統計によると、令和4年度児童相談所における児童虐待相談対応件数(速報値)が3年連続で20万件超えの219,170件ありました。平成23年度が59,919件なので、この10年で約3.5倍増加した計算です。

このように年々過酷になっている児童虐待の現実を描いたのが、押川剛先生原作、『「子供を殺してください」という親たち』で作画を担当した鈴木マサカズ先生が構成担当、うえのともや先生が作画を担当した作品が、今回ご紹介する『それでも、親を愛する子供たち』です。 続きを読む

あなたにとって大切な想いは何ですか?『たったひとりの君へー牧野あおい作品集ー』

老若男女問わず、それぞれにとって大切にしたいものがあります。ある人にとっては恋愛、他の人にとっては友情もしくはそれらに代わる何かかもしれません。たとえ何らかの形で終わりを迎えたとしても、それは永遠にその人の心のなかで残るものです。

そんな甘酸っぱいような、ビターなような想いを抱えた人たちに向けた作品として、今回は牧野あおい先生の『たったひとりの君へー牧野あおい作品集ー』を紹介します。本作は、2009年から2018年にかけて発表された短編集です。 続きを読む

週刊少年マガジン 2024年50号(2024年11月13日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『灰仭巫覡』(大暮維人)
謎の焼死事件を追うガオとミカイェは、バスを利用したテロ計画を未然に防ぐ。しかしそれはさらなる災いの序章に過ぎなかった。単行本第2巻が11月15日発売。
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週刊少年マガジン 2024年49号(2024年11月6日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『真夜中ハートチューン』(五十嵐正邦)
養成所のオーディションに合格した寧々としのぶ。有名子役や舞台俳優など実力者揃いの研究生たちに気後れしてしまう寧々だったが、講師の有名声優・茂木氏絵里に背中を押されて闘志を燃やすのだった。
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50歳差のシスターフッドストーリー『そしてヒロインはいなくなった』

あまり良くないことだと思いつつも、ついついかつて好きだった人のことを未練たらしく思い出してしまう経験を持っている男女は、あえて誰にも言わないだけで実は多いのではないでしょうか。

実際、自分で抉ろうとしたらかなり深い傷だったというのも、よくある話です。そんな女性ふたりが、誰にも言えない恋心を癒やす物語として、ばったん先生の『そしてヒロインはいなくなった』を紹介します。 続きを読む