カテゴリー別アーカイブ: 自由研究

11年にわたる冒険についに幕! 真島ヒロ『FAIRY TAIL』完結

真島ヒロ氏の漫画、『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』が2017年7月26日発売の週刊少年マガジン34号にて大団円を迎えた。
連載は2006年35号の第1話からまるまる11年の長期にわたり、TV・劇場アニメも制作されてマガジンの看板を背負う作品だった。国内はもちろん、海外でも人気を博し、累計発行部数は全世界で6000万部以上といわれる。

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アウトローから普通の女子へ――『百日紅』(アニメ映画版)レビュー

2015年5月9日『百日紅』がアニメ映画化された。

原作は江戸風俗家・文筆家でもあり、漫画家でもある故・杉浦日向子の代表作である。浮世絵師・葛飾北斎と娘・お栄、居候の善次郎(渓斎英泉)らを中心に絵師、花魁、男娼、妖怪などさまざまな人物群像が描かれており、娯楽漫画のクオリティとともに、江戸風俗の資料としても価値が高い。

本作を読んで江戸という時代の息遣いに触れたような気になり、江戸時代の研究や創作を志す人も多いのではないかと思う。ちなみに本作は1980年代に『漫画サンデー』に連載され、現在はちくま文庫から上下巻が発売されている。

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日本文学とゾンビ活劇、奇跡の融合!『こころ・オブ・ザ・デッド~スーパー漱石大戦~』

文豪・夏目漱石の代表作『こころ』。海外向けに翻訳もされており、英語版はAmazon.comのレビューでは平均4.5以上を取るなど、日本が世界に誇る国民的文学でもある。

その『こころ』が漱石没後100年に当たる2016年、超ド級アクション+ラブコメ漫画『こころ・オブ・ザ・デッド~スーパー漱石大戦~』として甦った。敵は日本中に溢れ返るゾンビ軍団である。何を言っているかわからないと思うが、まあ聞いてほしい。 続きを読む

現代社会で働く男が魅せる、生の喜び 『めしぬま。』

過労死、長時間残業、ブラック企業、低賃金、非正規雇用の増大など、現代日本社会のサラリーマンを取り巻く要素は相変わらず暗い。しかし彼らが毎日、癒しもなく、もくもくとストイックに働いているわけではない。その癒しの一例が食事だ。

『孤独のグルメ』(久住 昌之・谷口 ジロー/扶桑社)の一節に「誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという(中略)行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の『癒し』といえる」という至言がある。つまり、現代日本のサラリーマンが仕事の合間にとる食事は、単なる栄養摂取以上の大きな意義を持っているといえよう。

そんな人々のニーズに応えるかのごとく、漫画の定番的な題材にも「食事×社会人」という組み合わせがある。その中で話題になっている作品が『めしぬま。』だ。 続きを読む

したたかなヒロインの活躍が熱い!『辺獄のシュヴェスタ』

保育制度の不十分さ、非正規雇用の増加、医療・福祉制度の改悪など、現代日本女性にとっても明るい要素に乏しい昨今。そんな中、漫画の世界では、実際の歴史上で戦った強い女主人公たちが人気を集めている。

復讐の女戦士と西夏文字を題材とした『シュトヘル』のシュトヘル、月刊アクション(双葉社)で連載中の『乙女戦争』のシャールカなど、現代より女性の地位が低かった時代において、細い体に勇気と異能を宿して信念を貫く女主人公たちの姿は魅力的だ。

『月刊!スピリッツ』(小学館)に連載中の『辺獄のシュヴェスタ』もそんなマッシブなヒロインの活躍が堪能できる作品だ。 続きを読む

本家も大人気のスピンオフ『僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!』

【あらすじ】
現在TVアニメ放送中の『僕のヒーローアカデミア』の、公式スピンオフ4コマギャグ漫画。原作は既に「週刊少年ジャンプ」を支える屋台骨にまで成長した人気作品(関連URL:http://comic-candy.com/archives/10963)だが、その公式スピンオフである本作は、スマホアプリ「ジャンプ+」において連載され、こちらでも劣らぬ人気を得ている。原作に沿った流れではあるが、「あの時の解釈がこうだったら」や「もしもあの人がこんな設定だったら」などの二次創作的な案を盛り込み、非常にはっちゃけている!
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敗者は勝者に絶対服従!?『ACMA:GAME』少年マガジン14号にて堂々完結!

週刊少年マガジンで連載していた『ACMA:GAME』が、3月8日発売の14号にて大団円を迎えた。

本作は『賭博の巨人』(ヤングエース)などを手がける漫画原作者のメーブが原作を、『創竜伝』(原作・田中芳樹)、『BLOODY MONDAY』などで人気を博した恵広史が作画を担当するかたちで2013年から連載が始まった。

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