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嫉妬やマウントもなんのその! Twitterから人気に火がついた話題作『メンタル強め美女白川さん』

いろいろなコミュニケーションツールが発達したことで便利になった反面、現代社会における対人関係のストレスが増しています。こちらをご覧の皆さんにも、メンタルの調子を崩した経験のある方もいらっしゃるでしょう。

今回ご紹介するのは嫌がらせやマウントもなんのその。軽くかわすメンタルを持った主人公を描いてTwitterで連載したことで人気に火がつき、マンガ家デビューすることになった獅子先生の『メンタル強め美女白川さん』です。本作は最新刊発売時点で紙・電子合計で累計30万部突破しました。 続きを読む

立川志の輔師匠の落語をコミカライズ! 映画も好評上映中『大河への道』

日本の伝統芸能で、老若男女問わず楽しめるものといえば「落語」です。いわゆる人気落語家とされる方は何人もいますが、その中でもチケットを取りにくい落語家の一人と言われるのが今回ご紹介する立川志の輔師匠です。

師匠は数多くの新作落語を創作・口演していることでも知られており、その中のひとつに「大河への道〜伊能忠敬物語〜」があります。今回ご紹介する『大河への道』は、この新作落語を原作として柴崎侑弘先生が漫画化した作品です。本作は3月に文庫化(河出文庫)、5月20日からは中井貴一さん主演で映画が上演されています。 続きを読む

ゲームから飛び出した女子野球マンガ『八月のシンデレラナインS』

「八月のシンデレラナイン」というゲームの名前を、聞いたことのある人は多いでしょう。ゲームの内容は、夢破れたプレイヤー(監督)と野球好きな女子高生・有原翼が女子野球部を創設して、一度は諦めざるを得なかった甲子園出場を目指すというものになります。

Akatsukiが運営している同タイトルのゲームをコミカライズした作品こそ、星野倖一郎先生が作画担当した『八月のシンデレラナインS』です。本作は、ゲーム版の「八月のシンデレラナイン」と世界観は同一ですが、オリジナルストーリーなのでゲームを知らなくても楽しめます。 続きを読む

3月には舞台化決定! 青春をかけて芸術大学への進学を目指す少年の物語『ブルーピリオド』

大学受験は、全国にいる受験生との競争であると同時に、自分自身との争いです。特に、体育系や音楽・美術などの芸術系などといった実技科目の学科は、試験において実技試験を受けるので、そこで差を感じて諦めてしまう人も多いと聞きます。

実際、日本の予備校文化というのは、海外から見るととても異質なものに見えるそうです。そんなひとりの人物が美大を目指す過程を描いた物語が、今回ご紹介する『ブルーピリオド』。2021年秋にアニメ化され、今年3月には舞台化も決まっているほどの人気作です。 続きを読む

寄席芸人を取り巻く人情噺を描いた大作『寄席芸人伝』

2016年から何度目かのブームが続いている落語。コロナ禍で開催される落語会の数も減少傾向でしたが、少しずつ開催される寄席・落語会の数も戻ってきつつあります。

どこかで会場を借りるなどして開催される落語会もあれば、新宿末広亭など「定席」と飛ばれる場所で毎日行われる場合もあるのですが、そこにはさまざまなドラマが起こるもの。そんな芸人を取り巻くドラマをオムニバス形式で描いたものが、古谷三敏先生の『寄席芸人伝』です。 続きを読む

落語を巡る愛憎と高座を描写した最高傑作!『昭和元禄落語心中』

落語は今から約400年前の江戸時代・元禄年間に誕生した、日本の伝統芸能です。ブームが来たり衰退したりを繰り返しながら現在まできて、2016年からは何度目かの落語ブームがきています。

今はコロナの影響もあって減少していたものの、コロナ前の東京都内では毎日1,000件以上の高座が開催されていたことからその一端がおわかりいただけるでしょう。そんな落語に魅せられた男たちを描いた物語が、今回ご紹介する雲田はるこ先生の『昭和元禄落語心中』です。本作は第21回手塚治虫文化賞など、数々の賞を獲得。2016年と17年にはアニメ化、18年にはドラマ化されて話題となりました。 続きを読む

【特集:『はたらく細胞』シリーズ-18】 細胞や体の働きを楽しく知ろう! 『はたらく細胞 学べるかるた』

2018年にアニメの第1期、2021年に第2期が放映された『はたらく細胞』。第2期はその次に『はたらく細胞BLACK』が放映され、ファンにとってはたまらない1時間でした。

『はたらく細胞』は本編と9作のスピンオフがあり、それぞれで異なる宿主の体内を舞台にして、体内にいる細胞や細菌・ウイルスの働きを擬人化しています。連載終了後も人気は根強く、2021年6月現在で累計発行部数が700万部を超えています。そんな人気作が、この度『はたらく細胞 学べるかるた』として登場しました。 続きを読む

2019年本屋大賞などを受賞した瀬尾まいこ先生の話題作をマンガ化! 『そして、バトンは渡された』

家族のかたちはさまざまですし、幸せもその人の思いによってそれぞれ。はたから見ると数奇な運命をたどっているように見えても、案外本人はそうは思っていないのかもしれません。

そんな運命のもと生きてきた少女とその周りとの絆を描いた物語が、今回ご紹介する『そして、バトンは渡された』です。本作は瀬尾まいこ先生が書いた同タイトルの小説がもととなっており、田川とまた先生がコミカライズしました。なお、小説版は2019年に本屋大賞などを受賞しています。 続きを読む

アラサー女子が家計簿をつけて仕事と生活を立て直していく物語『派遣社員あすみの家計簿@comic』

「結婚したら(専業主婦になって)、ぼくの収入は好きに使っていいよ」なんて言われたら、皆さんはどう思いますか? 強いキャリア志向を持つ人でも、自分の収入(月給)をほぼ自分の好きに使えるので嬉しいと思うのではないでしょうか。

もっともそれが真っ赤なウソだったらたまったものではないと思いますが……。そんな結婚にだまされた女性の仕事と恋の立て直し物語が、今回ご紹介する『派遣社員あすみの家計簿@comic』です。本作は、『これは経費で落ちません!』でおなじみの青木祐子先生が書いた小説『派遣社員あすみの家計簿』を原作として、雨野さやか先生がコミカライズしました。 続きを読む

箱根駅伝出場を目指す大学の奮闘を描いた『風が強く吹いている』

秋~冬にかけての風物詩となるスポーツといえば、「駅伝」をあげる人も多いでしょう。特に人気なのが男子の学生駅伝で、10月に行われる出雲駅伝からはじまって11月の全日本大学駅伝、翌年お正月に行われる箱根駅伝へとつながります。

箱根駅伝の予選会は出雲駅伝後に行われ、毎年多くのドラマがあります。特に近年ではいろいろな学校が強化に乗り出したことで、常連校でも予選通過ができないことも目立ち、より狭き門となっています。そんな箱根駅伝を目指す新興大学の歩みを描いた物語が、今回ご紹介する『風が強く吹いている』です。原作は三浦しをん先生が書いた同名の小説ですが、これを海野そら太先生がマンガ化しました。 続きを読む