カテゴリー別アーカイブ: 注目のメディア化作品

自分と向き合うことの大切さを教えてくれる『ハチミツとクローバー』

「十人十色」という言葉があるように、人の持っている才能はさまざまです。中には、常人に想像もつかないような才能を発揮する人もいます。その陰で、圧倒的な才能を見せつけられることで、迷ってしまう人も多くいるでしょう。

今回ご紹介する、羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』(以下、『ハチクロ』)は、美術大学を舞台にした作品です。本作では、才能を持つ者たちが集まる美大で、報われない恋模様、自身の才能・生き方に疑問を持ち、これからの進路・苦悩と向き合う姿が描かれています。 続きを読む

【特集:『はたらく細胞』シリーズ-18】 細胞や体の働きを楽しく知ろう! 『はたらく細胞 学べるかるた』

2018年にアニメの第1期、2021年に第2期が放映された『はたらく細胞』。第2期はその次に『はたらく細胞BLACK』が放映され、ファンにとってはたまらない1時間でした。

『はたらく細胞』は本編と9作のスピンオフがあり、それぞれで異なる宿主の体内を舞台にして、体内にいる細胞や細菌・ウイルスの働きを擬人化しています。連載終了後も人気は根強く、2021年6月現在で累計発行部数が700万部を超えています。そんな人気作が、この度『はたらく細胞 学べるかるた』として登場しました。 続きを読む

【特集:臼井儀人シリーズ-6】野原一家の飼い犬シロを主人公にしたスピンオフギャグマンガ『SUPER SHIRO』

2020年に連載が30周年を迎え、2022年にはアニメ放映30周年と劇場版30作目の節目を迎えるのが『クレヨンしんちゃん』シリーズです。当初はブラックユーモアも含まれた作品でしたが、少しずつ作風を変えていったことで長期連載シリーズになりました。

その外伝シリーズで、テレビ朝日開局60周年を記念して制作されたのが『SUPER SHIRO』。本作は、AbemaTVやTELASAでWebアニメとして全48話が独占配信されました(CSのテレ朝チャンネルでも視聴可能)。このWebアニメをコミカライズしたのが、今回ご紹介する『完全コミックSUPER SHIRO』です。 続きを読む

2019年本屋大賞などを受賞した瀬尾まいこ先生の話題作をマンガ化! 『そして、バトンは渡された』

家族のかたちはさまざまですし、幸せもその人の思いによってそれぞれ。はたから見ると数奇な運命をたどっているように見えても、案外本人はそうは思っていないのかもしれません。

そんな運命のもと生きてきた少女とその周りとの絆を描いた物語が、今回ご紹介する『そして、バトンは渡された』です。本作は瀬尾まいこ先生が書いた同タイトルの小説がもととなっており、田川とまた先生がコミカライズしました。なお、小説版は2019年に本屋大賞などを受賞しています。 続きを読む

アラサー女子が家計簿をつけて仕事と生活を立て直していく物語『派遣社員あすみの家計簿@comic』

「結婚したら(専業主婦になって)、ぼくの収入は好きに使っていいよ」なんて言われたら、皆さんはどう思いますか? 強いキャリア志向を持つ人でも、自分の収入(月給)をほぼ自分の好きに使えるので嬉しいと思うのではないでしょうか。

もっともそれが真っ赤なウソだったらたまったものではないと思いますが……。そんな結婚にだまされた女性の仕事と恋の立て直し物語が、今回ご紹介する『派遣社員あすみの家計簿@comic』です。本作は、『これは経費で落ちません!』でおなじみの青木祐子先生が書いた小説『派遣社員あすみの家計簿』を原作として、雨野さやか先生がコミカライズしました。 続きを読む

箱根駅伝出場を目指す大学の奮闘を描いた『風が強く吹いている』

秋~冬にかけての風物詩となるスポーツといえば、「駅伝」をあげる人も多いでしょう。特に人気なのが男子の学生駅伝で、10月に行われる出雲駅伝からはじまって11月の全日本大学駅伝、翌年お正月に行われる箱根駅伝へとつながります。

箱根駅伝の予選会は出雲駅伝後に行われ、毎年多くのドラマがあります。特に近年ではいろいろな学校が強化に乗り出したことで、常連校でも予選通過ができないことも目立ち、より狭き門となっています。そんな箱根駅伝を目指す新興大学の歩みを描いた物語が、今回ご紹介する『風が強く吹いている』です。原作は三浦しをん先生が書いた同名の小説ですが、これを海野そら太先生がマンガ化しました。 続きを読む

話題作の『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』ドラマ化に続き、2022年1月よりアニメ放映が決定!

(※ドラマ化に際しての記事はこちら

警察(刑事)はドラマやマンガと親和性が高く、いわゆる名作と言われる作品も数多く出ているジャンルのひとつです。しかし、その多くは一つの部署(主に刑事課)もしくは現場を舞台にしています。

そんな中で出てきたのが、講談社の「週刊モーニング」で2017年より連載が開始された泰三子先生の『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(以下、『ハコヅメ』)です。本作は、上記リンクの記事で取り上げられたとおり2021年7月よりテレビドラマ化されたのに続き、2022年1月からはアニメもスタートします。 続きを読む

実写ドラマとアニメが同時放送『古見さんは、コミュ症です。』

円満な人間関係が築きにくいコミュニケーション障害を略して“コミュ障”。本作のタイトルは漢字が違う“コミュ症”。「どう違うの?」と思うかもしれませんが、とりあえず『古見さんは、コミュ症です。』(オダトモヒト)を読んでください。そして本作がドラマとアニメになりました。

続きを読む

受験をテーマにした有名作品~『ドラゴン桜』シリーズと『二月の勝者-絶対合格の教室-』徹底比較

私たちが人生において経験する受験といえば、高校・大学受験が主なものです。住んでいる地域や親御さん、本人の意向によっては中学受験をする人もいるかもしれませんね。ただ、「受験」という言葉がついていても、中学と高校・大学ではぜんぜん違うもの。

それぞれの受験への向き合い方やノウハウについて描かれた作品が、大学受験では『ドラゴン桜シリーズ』であり、中学受験では『二月の勝者-絶対合格の教室-』です。両方ともに興味をそそられます。そこで、ここでは両者を比較してそれぞれを深堀りしていきましょう。 続きを読む

10月ドラマ放映決定! 中学受験をめぐる裏側を描く『二月の勝者-絶対合格の教室-』

中学受験は家族で乗り切っていく点で、高校受験や大学受験とはまったく異質なものです。そのため、受験生本人より親がのめり込むことがあります。実際、よくできる子であれば親も男の子は男子の御三家(開成・麻布・武蔵)、女の子の場合は女子の御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)の合格を夢見ます。

しかし、親世代と子供世代では受験事情も異なっているようです。そこには学校側の方針なども絡んでいます。そんな中学受験の裏側を描いた作品が高瀬志帆先生の『二月の勝者-絶対合格の教室-』です(以下、『二月の勝者』と表記)。本作は「ビッグコミックスピリッツ」2018年1号(2017年12月)から連載され、2021年4月時点でコミックスの累計発行部数が130万部を突破して話題になりました。 続きを読む