カテゴリー別アーカイブ: 注目のメディア化作品

『ドラフトキング』実写ドラマ2期が5月15日からWOWOWで放送開始

今回は集英社「グランドジャンプ」で連載中の『ドラフトキング』(クロマツテツロウ)を紹介します。

主人公は横浜DeNAベイスターズならぬ、横浜ベイゴールズでスカウトを務める郷原 眼力(ごうはら オーラ)。うーん…キラキラネームの先駆けでしょうか。それはともかく、自他ともに認める敏腕スカウトです。彼によって見出された選手は多く、そうした選手達や野球関係者からも信頼を得ています。と言うのは、選手のことを第一に考えてあえてスカウトを断ったり、他球団やアマチュアに進むのを認めたりするからです。

郷原の一番弟子……ではないものの、そんなポジションにいるのが同僚スカウトの神木(かみき、漫画は下の名前が不明)です。同僚と言っても、元は横浜ベイゴールズに所属していたプロ野球選手。ただし、プロの世界でほとんど通用することなく5年で引退となり、スカウトの世界に転身しています。もっとも、神木のスカウトマンとしての力量は郷原と比べて大きく劣ります。それでも神木の真面目な性格は、傲慢な言動が目立つ郷原にも認められるようになっていきます。

さて、本作は基本的に有望なアマチュア選手や学生選手達や関係者らと郷原が関わっていく様子が描かれています。当然のように他の球団にもスカウトはいるので、ライバルスカウトとの駆け引きは毎回のように出てきます。郷原が巧みに先着することもあれば、逆にライバススカウトに出し抜かれて頭を抱えることも。直近の連載では、目を付けていたアマチュア選手を独立リーグに紹介したものの、他球団のスカウトが用意した別ルートの魅力を感じた選手は、そちらを選んでしまいます。ただし郷原も「最高の話だ」「絶対に大阪に行くべきだ」と、その選択を称賛しています。

数多くの野球漫画がある中で、本作以外にも裏方であるスカウトを主人公とした漫画は存在します。文芸春秋「コミックビンゴ」で連載されていた『隠し球ガンさん』(原作:木村公一、作画:やまだ浩一 )や、講談社「イブニング」で連載されていた『スカウト誠四郎』(三田紀房)あたりが有名でしょう。他にもあるかもしれません。

本作の実写ドラマ化は、2023年の第1期に続いて、5月15日から第2期が放送開始。第1期と同様に主人公の郷原はムロツヨシが、神木良輔は宮沢氷魚が演じます。どちらもWOWOWですし、1期、2期ともに全10話。原作の溜まり具合では、3期もありそうですが、掲載誌の「グランドジャンプ」が月2回刊なので、漫画の進行が厳しそうです。ともあれ、漫画とドラマを並行して楽しみたいと思います。

【作品データ】
作品:ドラフトキング
作者:クロマツテツロウ
連載:集英社「グランドジャンプ」連載中
刊行状況:1~24巻発売中、以下続刊

【作品データ】
作品:隠し球ガンさん
作者:原作:木村公一、作画:やまだ浩一
連載:文芸春秋「コミックビンゴ」連載
刊行状況:全4巻

【作品データ】
作品:スカウト誠四郎
作者:三田紀房
連載:講談社「イブニング」連載
刊行状況:全2巻

一畳でも住めば都?『一畳間まんきつ暮らし』アニメ放送開始

4月11日から『一畳間まんきつ暮らし』(ひさまくまこ)のアニメが放送スタートします。

芳文社「まんがタイムきらら」にて好評連載中の『一畳間まんきつ暮らし』。主人公は秋田県から上京した高校2年生の森田芽衣子(もりた めいこ)。芽衣子はお嬢様学校である「天宮女学院」へ編入するにあたり、条件のひとつとして、漫画喫茶「ヘッジホッグ」にて住み込みで働くことになります。そう、これがタイトルにつながるんですね。

今どき住み込みで働くなんてことがあるのかと思ってしまいますが、それが高校生であればなおさらです。以前は新聞配達の奨学生があったよなあ…と思って検索したら、今でも「朝日奨学会」「読売育英奨学会」「産経新聞奨学会」とかがあるんですね。何とも無知でした。

ただし先に挙げたものは、いずれも大学生や専門学校生を対象としたもの。高校生を対象とした奨学金は国や自治体によるものが中心ですね。

さて本作に戻ると、違和感を覚えつつも漫画喫茶「ヘッジホッグ」で働き始めた芽衣子に様々なトラブルが起こります。連載開始が2018年ですから、現実では2020年の新型コロナ流行もあり、漫画喫茶やネットカフェがどんどん苦境に陥った頃。作中でも「ヘッジホッグ」の経営に悪戦苦闘する様子が描かれています。

まあ、スマホがあればネット環境も漫画アプリも間に合ってしまいますしね。ネットで検索したところによると、2008年には全国で3,000店舗を越えていたネットカフェが、2024年には700店半ばになっているとのこと。全くなくなるってことはないと思いますが、いずれはカプセルホテルあたりに業態転換していくのかもしれませんね。

直近の連載では「ヘッジホッグ」のSNSアカウントを作り、ネットユーザーに向けてアピールを進めて行きます。これを読むと「まだ、やってなかったのか!」と思ってしまいますが、漫画ならではでしょう。ネットユーザーを引き付けるネタがどこまで続くか分かりませんが、何とか経営の一助になることを願います。

さてアニメは4月11日からABCテレビやテレビ朝日系列の他、BS日テレ、AT-Xで放送開始。またdアニメストア、ABEMEなどで並行配信となっています。アニメ公式サイトでは、メインPVを始めとした映像などを見ることができます。もっとも、今のところ“きららジャンプ”は出てきません。これからOPやEDで出てくるのか。それともジャンプしないままヒットを目指すのか。楽しみに待ちたいと思います。

【作品データ】
作者:ひさまくまこ
連載:芳文社「まんがタイムきらら」連載中
刊行状況:1~4巻発売中、5巻5月27日発売予定

『わたなれ』アニメ第13~17話が2026年1月1日に放映、1月4日より配信

ガールズラブのラブコメとして有名な、みかみてれん先生の『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』(以下、『わたなれ』)は、2025年9月23日まで全12話のアニメが放映されました。

その後、特別編集版となる『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)~ネクストシャイン!~』の11月劇場版公開と、第13話~第17話の続編5話の放映が発表されていました。その放送日が、12月31日未明(2026年1月1日)に決定しました。 続きを読む

別れをめぐる人間関係を描く『ほどなく、お別れです。』

人生にはさまざまな別れがあります。たとえば、進学・就職で別々の道を歩むことによる別れ。病気や事故によって亡くなることによる別れなどですね。前者であればまだ再開できる可能性があるものの、後者であればもう二度と再会はかないません。

その時がいつ来るのかわからない分、人生は辛いわけです。その別れについて書かれた作品として、長月天音先生原作、込由野しほ作画の『ほどなく、お別れです』を紹介します。本作は、来年2月より浜辺美波さんと目黒蓮さん主演の実写映画が公開される予定です。 続きを読む

ドラマ『ちはやふる-めぐり-』は原作の『ちはやふる』を超えたのか?

末次由紀先生の大人気作といえば、『ちはやふる』シリーズです。映画は原作とは別の世界観で描かれており、『ちはやふる -上の句-』と『ちはやふる -下の句-』の2部作と、完結編として『ちはやふる -結び-』の3作が公開されました。

ドラマは、映画の3作から10年後の世界を描き、『ちはやふる-めぐり-』というタイトルで、2025年7月9日~9月10日まで放映されました。 続きを読む

『わたなれ』『わたなれ』続編13~17話の放映と劇場版が公開決定!

ガールズラブのラブコメとして有名な、みかみてれん先生の『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』(以下、『わたなれ』)は、2025年9月23日まで全12話のアニメが放映されました。

アニメは好評のうちに完結しましたが、さっそく原作の第4巻を描いた続編全5話の放映が決定。それに先立ち、特別編集版となる『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)~ネクストシャイン!~』が全国の劇場で公開されることが決まりました。 続きを読む

嫌いからはじまる恋『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』

表の顔と裏の顔がまったく違う人は、意外と多くいます。ともすれば嫌われがちですが、付き合っていくうちに好きになってしまうこともあるでしょう。少しずつ、身も心も奪われていくような感覚があります。

そのような気持ちに気づいた時、人間はどのようになってしまうのでしょうか。今回は、犬甘あんず先生原作、ねいび先生キャラクター原案、コナタエル先生作画の『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』を紹介します。本作は、カクヨムで連載されたライトノベルが原作です。 続きを読む

2025年10月よりアニメOA開始『野原ひろし 昼メシの流儀』のPVが公開

会社員にとって楽しみなのが、お昼ごはんという人は多いのではないでしょうか。特に、営業職で外回りが多い人、出張が多い人は出向いた地で必ず立ち寄るお店があるという人もいると思います。

2025年10月より、BS朝日にて毎週金曜の夜11時からのアニメOAが決定した、塚原陽一先生の『野原ひろし 昼メシの流儀』。本放映に先立って、PVが公開されました。

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少しじれったい大人の三角関係を描いた恋愛マンガ『ムサシノ輪舞曲』

子どもの頃、お隣もしくはご近所にいる少し年齢差がある大人のお姉さん、もしくはお兄さんに片思いした経験のある人は、意外と多いのではないでしょうか。大人になって付き合った人もいれば、結局片思いのままだった人もいるかもしれません。しかし、それもいい経験です。

今回は、少しじれったさを感じる大人の三角関係をめぐる恋愛マンガ、河内遙先生の『ムサシノ輪舞曲』を紹介します。本作は、2025年4~6月にかけてテレビ朝日のオシドラサタデー枠でドラマ化されました。 続きを読む

自分を解放してみませんか?『愛されなくても別に』

少し重たい話かもしれませんが、このページを読んでいる人に質問です。もし、産んでくれたはずの母親が、ただただ浪費するだけで、自分を苦しめるだけの存在だったとしたらどうでしょう?あなたは、それでも母親を愛することができますか?

ただ、実の親であれば、それでも少しでも期待に応えようとする。それが、実の子どもなのかもしれませんね。今回紹介するのは、浪費家の母親に振り回される娘が、ある女性との出会いをきっかけに、少しずつ希望を見つけていく物語、武田綾乃先生原作、シェリーリリー先生作画の『愛されなくても別に』です。本作は、南沙良さん主演で映画化されました。 続きを読む