作成者別アーカイブ: なつめれいな

ストレスフルな毎日の中、自分を変えようとする女性の等身大を描いた話題作『凪のお暇』

社会に出て働く上で、夫婦生活もしくは付き合っていく上で、私たちはどうしても場の空気に合わせることを求められがちです。なにか言いたいことがあっても、言葉を飲み込んで我慢した経験のある人も多いはず。

空気を読んだり、我慢したりを繰り返していると、いつの間にかストレスが溜まってしまうものですが、それでもなんとかしようともがくのが現代女性の姿といえます。そんな女性を主人公にした作品が、コナリミサト先生の『凪のお暇』です。本作は「このマンガがすごい!2019」オンナ編3位、「第8回ananマンガ大賞」にて大賞を受賞。2021年1月現在で累計発行部数400万部を超えています。 続きを読む

時代や世代を超えて人々の心をつかんで離さない名作『漫画 君たちはどう生きるか』

学生であれば学校生活で、すでに社会人として働いている人であれば会社内で人間関係やいじめなどの悩みに直面している人も多いのではないでしょうか。そうなった時にあなたはどのようにして乗り越えていますか?

そんな時のヒントとなる作品として、現在でも売れ続けている作品が吉野源三郎先生の『君たちはどう生きるか』です。それを原作として『ケシゴムライフ』を代表作に持つ羽賀翔一先生が、『漫画 君たちはどう生きるか』というタイトルで漫画化しました。 続きを読む

大学の落語研究会を舞台に落語好きな女子大生の奮闘を描いた物語『おちけん』

さまざまなメディアで特集されているとおり、2016年から現在に至るまで続いているのが落語ブーム。最初は一過性のものかと思われていましたが。しかし、デジタル世代と呼ばれる若い世代にも広まってきており、その盛り上がりは一時的なものではないようです。

実際、全国の高校や大学の落研(落語研究会)出身の落語家や芸能人も多くいらっしゃいます。それにちなんで、今回紹介するのは『おりんちゃん』を代表作に持つ川島よしお先生の『おちけん』です。 続きを読む

働く意義とは? 仕事の意義とは? 一所懸命に働く人への賛歌『働きマン』

これまで日本人の働き方は、正社員やパート・アルバイト、派遣社員などとしてひとつの企業で働くもしくはフリーとして働くことが主なものでした。しかし、2018年頃から「働き方改革」の推進により副業をする人も増えるなど、多種多様な働き方を許容する流れができつつあります。

それにちなんで、今回は『ハッピー・マニア』などでお馴染み、安野モヨコ先生の『働きマン』を紹介させていただきます。本作は、講談社の「週刊モーニング」にて2004年に連載開始されましたが、2008年に体調不良により休載。現在は復帰しているので、連載再開を期待したいところです。 続きを読む

とぼけた味わいの絵柄が魅力的な落語マンガ『マンガで読む名作落語三昧』

落語の原型が誕生したのが安土桃山時代。今の高座に近いスタイルができたのが1600年台末~1700年初頭の元禄期なので、落語が誕生してから約320年です。何度か「落語ブーム」が訪れましたが、2016年から現在に至るまで長い落語ブームのまっただ中にあります。

現在は新型コロナウイルスの影響もあってやや減っているものの、多いときには都内で1日1,000件近くの落語会が開催されるほど。そんな中で、落語初心者向けにマンガで解説された本も多数出版されました。今回は、さかもと瓢作先生の『マンガで読む名作落語三昧』をご紹介します。 続きを読む

法律の裏に潜むドラマを描いた法律マンガの代表格『カバチタレ!』シリーズ

「法律」と聞くと、どのようなイメージがありますか? ある人にとっては「難しくてとっつきにくいもの」かもしれません。その他、「警察などが取り締まるためのもの」と答える人もいるでしょう。

実際は飲食業の営業許可申請などのように、生活に密着するものもあります。ただ、膨大な量があって細かいので、専門家(有資格者)の力を借りて解決するのが一般的です。それにちなみ、今回は先日完結したばかりの田島隆先生原作、東風孝広先生が作画を担当した『カバチタレ!』シリーズを紹介します。 続きを読む

闘志を秘めた少年が弱い自分に打ち克つ柔道物語『ウチコミ!!』

体重別が導入されてからは、同じ階級の選手との試合が多くなりましたが、「柔能く剛を制す」という言葉があるように柔道の基本は無差別級の戦いです。身長差・体重差のある相手との試合は確かに大変。しかし、大きな相手を投げてもしくは抑え込んで勝った時の爽快感は何物にも代えられません。

そんな小さい少年が柔道を通して強さを身につけ、成長していくさまを描いた作品が『もういっぽん!』や『むねあつ』などの柔道マンガでおなじみの村岡ユウ先生の『ウチコミ!!』です。 続きを読む

人気講談師・神田伯山が監修した初の講談コミック『ひらばのひと』

落語と同じ話芸に講談があります。現在は長く続く落語ブームの真っ只中で、落語家が東京と大阪を合わせて約1,000人いるのに対して、講談師は東京・大阪・名古屋を合わせてわずか80人。その開きはなんと約10倍以上です。

筆者自身は落語も講談も聞きますが、講談は落語と同じくらい聞き惚れる芸能です。しかし、落語ほどに人気が出ないのが現実。そんな中、久世番子先生が人気講談師・神田伯山先生(講談では真打昇進すると先生と呼ばれる)の監修を得て、今回ご紹介する『ひらばのひと』を描きました。 続きを読む

意外と知らない文化やマナーを学べるマンガ『北欧女子オーサ日本を学ぶ』

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交通ルールが違う、チップの習慣がない、日本では履物を脱いでから上がるなど、日本と海外ではさまざまな点で違いがあります。はじめて海外旅行にいった時、文化の違いに驚いたという人も多いのではないでしょうか。これは日本に来た外国人も例外ではありません。

ましてや外国からやってきて永住している人であれば、なおさらわからないことだらけ。実際、私たち日本人でも意外と知らない文化や作法は多くあります。北欧女子(スウェーデン出身)として有名なオーサ・イェークストロム先生が描いた『北欧女子オーサ日本を学ぶ』は、そんな彼女が学んだ日本文化などについてまとめられたマンガです。 続きを読む

【特集:臼井儀人シリーズ-5】クレヨンしんちゃん初期の雰囲気を味わえるブラックユーモアコミック『しわよせ人材派遣(株)』

臼井儀人シリーズ-1は、こちらよりどうぞ
臼井儀人シリーズ-2は、こちらよりどうぞ
臼井儀人シリーズ-3は、こちらよりどうぞ
臼井儀人シリーズ-4は、こちらよりどうぞ

良いもの悪いもの含め、人にはそれぞれ個性や特徴があるものです。皆さんが働いている会社もしくは取引先などにも、さまざまな個性を持った人に出会っているかもしれませんね。

それは特技だったり、見た目や言動だったりします。そんな奇妙な特技の持ち主ばかりが集まる人材派遣会社の派遣社員が派遣先で繰り広げる抱腹絶倒劇を描いた作品が、今回ご紹介する『しわよせ人材派遣(株)』です。 続きを読む