作成者別アーカイブ: なつめれいな

『日本人なら知っておきたい日本文学』を読んで、古典文学を学びなおしてみませんか?

『源氏物語』といえば、多くの人は紫式部が書いた古典の代表作であることを知っているでしょう。しかし、外国人に源氏物語や紫式部について質問されて、自信を持って答えられる人は少ないかもしれません。

それは、多くの人にとって作者・作品名・文法を丸暗記で古典(古文)の学習で、深い部分までは知る機会がなかったことに尽きると思います。そんな私たちのために、古典文学の作者像をわかりやすく描いた作品が、蛇蔵先生(作画担当)と海野凪子先生(エッセイ担当)の『日本人なら知っておきたい日本文学』です。 続きを読む

西餅先生、『僕はまだ野球を知らない』の続編をネットで個人配信開始!

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「野球の統計学」と呼ばれるサイバーメトリクス、その他にもトラッキング・動作解析を取り入れ、高校野球に変革をもたらそうとする監督・宇佐智己の奮闘を描いたのが、西餅先生の『僕はまだ野球を知らない』です。

この作品は講談社の「月刊モーニングtwo」で連載されていましたが、昨年末に終了。今までの高校野球マンガにないコンセプトの作品だっただけに、連載終了を惜しむ声は多くありました。作者自身も完結巻の5巻で「続きを描く予定」と予告していましたが、ついに続編がスタートです。 続きを読む

4姉妹の揺れる感情を描く新コンセプトの百合『百合もよう~咲宮4姉妹の恋~』

「十人十色」という言葉をご存知でしょうか。好み・考えなどがそれぞれ異なることを表す四字熟語です。これは恋愛においても同じで、近年市民権を得つつある「LGBT」という言葉にも代表されるようにいろいろな恋愛の形があります。

そんな揺れ動く恋愛感情をギュッと詰め込んだ作品が、はちこ先生の『百合もよう~咲宮4姉妹の恋~』です。「百合」というタイトルからおわかりのとおり、『百合百景』その続編となる『百合ごよみ』で知られる作者が描いた、女性同士の恋愛がテーマとなっています。 続きを読む

性のことをもっと身近に知ることができるマンガ『性教育120%』

皆さんは「性教育」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?本来であれば保健体育で教わる分野ですが、あまり時間を割いて教えられることも少なく、誤解しているところもあるかもしれません。

そのため、本来であればみんなもっと知っておくべき性の知識が不足しているのが現状です。そんな性教育について描いた作品が、田滝ききき先生の『性教育120%』になります。 続きを読む

70年代当時の熱がよみがえる『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記』

1970年代初頭から1980年頃までは、「少女漫画黄金時代」です。この時代に連載を持っていた漫画家は、美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生などがいらっしゃいます。

執筆ペースの多少はあるものの、どの先生も今なお現役です。そんな彼女たちが70年代~80年代に描いた作品は固定ファンも多く、今なお読みつがれています。当時、アシスタントとして活動し、多くの作品が誕生した瞬間を見ていた笹生那実先生が描いたのが『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記』です。 続きを読む

19番目の診療科、総合診療医の活躍を描く新しい医療マンガ『19番目のカルテ徳重晃の問診』

医療機関が標榜できる診療科目には、医療法による広告規制があります。これによると、大枠で表示できる診療科は「内科」や「外科」など18科目。さらに専門を示す「整形」や「美容」、「循環器」などの言葉を組み合わせて38科目まで拡大してきました。

しかし、あまりにも細分化してきたことで、特定の臓器・疾患に限定することなく多角的に診る部門が見直され、誕生した診療科目が「総合診療科(総合診療部門)」となります。そこに属する医師を描いた作品が、富士屋カツヒト先生の『19番目のカルテ徳重晃の問診』です。 続きを読む

【医療マンガ特集】50歳新人看護師の奮闘を描いた『ナースのチカラ~私たちにできること 訪問看護物語~』

超高齢化社会に入っている日本。このサイトをご覧になっている方の中にも、両親や祖父母を介護なさっている方もいらっしゃるかもしれませんね。余命がわずかだと告知されたとき、「最後はお家で死にたい」と思う患者は意外と多いものです。

そんな患者、家で最期を看取ることに決めた家族に寄り添う存在が訪問看護師。その現場を描いた作品が、広田奈都美先生の『ナースのチカラ~私たちにできること 訪問看護物語~』です。 続きを読む

一冊で何度も楽しめる百合満載のコミック『百合ドリルシリーズ』

コミックキューンはKADOKAWA(メディアファクトリー)が発行する漫画雑誌で、百合作品や美少女・萌えキャラが多数登場します。こうした作品が好きな人には、読み応えがあり根強いファンも多くいます。

同雑誌で連載経験のある作者が、「~の百合を表現せよ」というお題に対して1ページのマンガやイラストで表現していく作品が、今回紹介する『百合ドリル』です。テーマは「学生百合」や「年の差百合」「本当にあった百合」「幼なじみ百合」などがあり、各お題にそってはちこ先生やコダマナオコ先生などが回答していきます。 続きを読む

秋本治先生の新境地!亀岡を舞台に女子高生の日常を描いた意欲作『ファインダー-京都女学院物語-』

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で知られる秋本治先生が、同作連載終了直後から取り組んでいたプロジェクトに「4誌で新連載」というものがありました。

その中のひとつで、京都の郊外・亀岡市にある高校の写真部に所属する女子高生の目線から亀岡市や京都市の魅力を発見していく過程を描いたのが、今回ご紹介する『ファインダー-京都女学院物語-』です。当作品は、ヤングジャンプ2017年10号から2018年17号まで不定期で全4回連載されました。 続きを読む

『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』に見る、外国人から見た日本文化の不思議

私たちが海外旅行に行くと、さまざまな文化の違いに驚くことが多くあります。これは日本にやってくる外国人も同じで、私たちが何も疑問を持たずにやっている習慣でも、不思議に感じてしまうこともあるようです。

こうしたコミックエッセイは少なくなく、例えば国際結婚をした日本人や外国人、日本語教師や小学校の教師などによる作品が多く見られます。そんな中、日本でマンガ家として活躍するオーサ・イェークストロム先生が描いているのが、『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』です。 続きを読む