恋愛は理屈ではないとよく言うけれど、今回ご紹介する『かぐや様は告らせたい』(赤坂アカ)に関しては少々事情が異なる。エリート達が集う名門校・周知院学園生徒会副会長にして“万能の天才”四宮かぐやと、生徒会会長にして“努力の天才”白銀御行はお互いに惹かれ合いながらもその仲は一向に進展しなかった。その理由は、2人が天才だったから――。 続きを読む
作成者別アーカイブ: 森野沙織
本当にやりたいことを見つけました。元OLが挑む備前焼の世界 『ハルカの陶』
【あらすじ】
何の感動もない退屈な日常を繰り返していたOLの小山はるか。
ある時、部長の付添で訪れたデパートの備前焼の展覧会に何げなく立ち寄る。
それまで陶芸に興味さえなかったハルカだったが、1枚の大皿に心を奪われてしまう。
衝動を抑えきれず、大皿の作者である「若竹修」の名前だけを頼りにはるかは単身、備前焼の本場である岡山県備前市へと旅立つ。 続きを読む
自転車越しに見える風景。女子高生の鎌倉案内『南鎌倉高校女子自転車部』
残念幼女×オカンなイケメン+2匹の脱力コメディー『操操れ! コックリさん』
【あらすじ】
ぼっちな幼女、市松こひな。
ある時彼女は、けっして1人ではやってはいけない禁断の遊び『コックリさん』を行ってしまう。
呼び出されたのは、コックリさんと名乗る白髪、狐耳の自称イケメン青年。
はじめは驚かせようとするコックリさんだったが、電波、ぼっちということに加え育ち盛りなのに不健康な食生活を送るこひなを心配し、ノリで取り憑いてしまったのが運の尽き!?
コックリさんと電波系幼女の不思議な同居生活が幕を開ける。 続きを読む
日本からやって来た少女・ユネのパリ滞在記『異国迷路のクロワーゼ』
【あらすじ】
19世紀後半。ヨーロッパで日本文化(ジャポニズム)が流行していた時代。単身フランスのパリへと渡った日本の少女・ユネは、時代遅れの商店街「ロアの歩廊(ギャルリ・ド・ロア)」の一画にある鉄工芸店「ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)」で奉公することになる。フランスと日本の文化や価値観の違いに戸惑うユネだったが、若き店主・クロードやパリで暮らす人々との交流を通じ、成長していく。 続きを読む
超訳すれば、偉大な歌人も恋する人間だった 『超訳百人一首 うた恋い。』
【あらすじ】
『百人一首』―100人の偉大なる歌人の和歌を収めた日本屈指の有名な和歌集。31文字の美しい言葉の響きに秘められた様々な想い。メールや電話がなく、今ほど人と簡単に出会うことができない時代でもみんな恋をしていた。もちろん、偉大なる歌人たちも。
歌人たちが読んだ恋愛を題材にした百人一首の和歌を、現代風に解釈(超訳)してみたら、今も昔も変わらず恋愛に悩む歌人たちの姿が見えてくる―。 続きを読む
人類には早すぎた…もはやカオス『あいまいみー』
ユートピアかディストピアか―近未来SFのコミカライズ『監視官 常守朱』
はったりとオタクパワーで地域再生!? 『限界集落温泉(ギリギリおんせん)』
【あらすじ】
限界集落―それは集落の人口比率で50%以上を65歳以上の高齢者が占めるという、日本の過疎化及び高齢化社会を表している現象。伊豆のとある限界集落、地元の人からもお化け屋敷と称されるほど古くひなびた温泉旅館に住んでいた経営者親子は、借金のかたに旅館からの立ち退きを迫られていた。
そんな時、東京から一人の男がこの限界集落へと流れ着く。ひょんなことからこの男と知り合った経営者親子の息子・龍之介は、立ち退きを迫る組合理事をどうにか追い返そうと一芝居打つことを依頼。度胸とはったりで組合理事を上手く追い返した男は、次々とやってくる個性が豊かすぎる客たちを巻き込んで旅館を再興させようと決意する! 続きを読む
老眼鏡紳士たちがもてなすリストランテへようこそ!『リストランテ・パラディーゾ』
【あらすじ】
成人を機に、ある決意を胸に秘めて田舎から大都会・ローマへと出てきたニコレッタは、リストランテ『ガゼッタ・デッロルソ』を訪れる。
再婚相手が子ども嫌いだということを理由に、自分を田舎の祖父母の元に置き去りにした母を恨んでいたニコレッタは、母の再婚相手であるリストランテのオーナーに自分が娘だということを暴露しようと機会をうかがっていた。
娘であることを隠しつつ、もてなす従業員が全員初老の老眼鏡紳士という一風変わった人気リストランテ『ガゼッタ・デッロルソ』で働くことになったニコレッタ。
そんな彼女は、カメリエーレ長である物腰穏やかな老紳士・クラウディオに惹かれ始める。 続きを読む