花とゆめ 2015年3号(2015年1月5日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『神様はじめました』(鈴木ジュリエッタ)
余命1年を宣告された奈々生は、死をどのように受け止めるべきか混乱していた。そんな奈々生を見かねて、かつては敵だった天狗の二郎が天狗の山で生きていけば生き続けられることを伝える。しかし山に残れば巴衛のそばでは生きられない……究極の選択に奈々生が選ぶ道とは?

●『死神のラストオーダー』(稲井カオル)
柿原勇(かきはらいさみ)は、カツアゲした金でわずかな食料をむさぼりながら生きていた。そんなある日、“死神”と名乗る男が勇の余命1日を告げ「最期の食事に何を望むか」と尋ねる。勇にとっては明日への希望さえ抱くことのなかった人生。だけど最期の食事を通して知った本当の自分は、ささやかな夢を抱いていたことに気づくのだった――。

●『君色の鳥』(朝海いるか)
稀に生まれる青い髪を持つ人間は、人の願いを叶える力を持つ。そんな言い伝えのある国で鮮やかな青髪に生まれたティアナは、何の力も持たない普通の少女だった。しかし、周囲はティアナの気持ちなどお構いなしに貢ぎ物を手にやってくる。人の汚さばかり見てきたために人を信じられないティアナ。しかし、他の男たちとは雰囲気の違うライの存在に少しずつ心を揺さぶられていき――?

■掲載順チェック!

【今号の掲載順】
神様はじめました(鈴木ジュリエッタ)<巻頭カラー>
高嶺と花(師走ゆき)
コレットは死ぬことにした(幸村アルト)
ぬこづけ!(柚木色)
覆面系ノイズ(福山リョウコ)
なまいきざかり。(ミユキ蜜蜂)
世界から猫が消えたなら(雪野下ろせ 原作:川村元気)
アンのマゴマゴ図書之国(樋口橘)
いきテル(此花高見)
黒伯爵は星を愛でる(音久無)
それでも世界は美しい(椎名橙)
ふくろう荘 空きあります(松月滉)
死神のラストオーダー(稲井カオル)<読み切り>
カコロー(アバツチルチヨ)
君色の鳥(朝海いるか)<読み切り>
天才・一之瀬はお笑いに興味がない(えとうよだき)

【コメント】
今号の表紙&巻頭カラーには、テレビアニメ第2期がスタートした『神様はじめました』が登場です。ふろくは、同作のアニメ化を記念した3号連続ふろくの第1弾。鈴木ジュリエッタ先生書き下ろしデザインとアニメ版キービジュアルのWクリアファイルでした。思っていた以上の美麗イラストに筆者は思わずうっとりしました(笑)。

次号は「甘く、激しく歌おう、恋の歌。」特集! となれば注目作はやっぱりこれ、『覆面系ノイズ』でしょう。高校生らしいまっすぐで甘酸っぱい恋模様と、どこか世知辛い苦みを効かせた同作の魅力をたっぷり堪能したいと思います。また、次号の口絵では「ザ・花とゆめ」3/1号(1/24発売)との連続企画である『神様はじめました』の「巴衛と奈々生の神ボイス(無料ダウンロード)」が手に入るそうです。ファンの方は忘れずにチェックしてください。次号の花ゆめも、甘くせつない胸キュンがたくさん詰まっていますように!