小学館、ビッグコミックスペリオールで連載中の料理漫画『味いちもんめ』シリーズ。『味いちもんめ』は全33巻。『新・味いちもんめ』は全21巻。現在は『味いちもんめ 独立編』として、コミックスは5巻まで発売されています。
主人公の伊橋は、追い回し(駆け出しの料理人)から、いろいろな修行を経て、「楽庵」の雇われ店長となっています。ただし漫画を読むところでは、料理の腕前はともかく、人格的にはあまり成長していないように思えます。雇われでも店長なので、経営面の心配も増えているはず。「藤村」の板前、熊野のように貫禄が出るのは いつになるのでしょうか。
この『味いちもんめ』は1995年に、SMAPの中居正広が初主演の形で、テレビドラマ化されました。シリーズとしては1996年にパート2が、その後もスペシャルの形で1997年、1998年に2作放送されています。設定やところどころのエピソードは漫画から得ていますが、ストーリーはドラマオリジナルでした。
最後のスペシャルから干支でくるっと一回り。『味いちもんめ』パート3が、1月8日夜9時から放送されます。2007年、船場吉兆で賞味期限切れの商品を販売したり、産地を偽装した料理を提供したりした事件を覚えているでしょうか。今回のストーリーはそれを下敷きに、不祥事を起こした老舗の料亭を伊橋が立て直す物語のようです。もちろん一筋縄では行かないと思うのですが、伊橋の頑張りが周囲を巻き込んでいく様子が見られるのではないでしょうか。
気になるのが女ッ気。主演の中居正広同様、ドラマの伊橋も38歳独身の設定なんだそうです。老舗料亭の娘に貫地谷しほりが居るのですが、他は年かさの女性ばかり。 漫画本編でも同じようなものですし、伊橋には甘いムードは似合わないのかもしれません。
【関連URL】
・テレビ朝日『味いちもんめ』公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/ajiichi/index.html