明けましておめでとうございます。
2011年は卯(ウサギ)年です。卯の文字が門を象っていることから開ける年だとか、ウサギが飛び跳ねることから‘株価は跳ねる’などと言われています。さてどんな年になるのでしょうか。こちらでは皮切りにウサギにちなんだ漫画を紹介します。
●『兎-野生の闘牌-』(伊藤誠)
まずは竹書房の「近代麻雀オリジナル」で好評連載中の『兎-野生の闘牌-』です。
特殊な能力を持った主人公の高校生、武田俊が麻雀と出会い、幾多の戦いを通じて成長していくストーリー。それぞれ動物のニックネームを持つ‘ZOO’と呼ばれる代打ち集団に属しており、彼のニックネームは‘兎’と付けられています。これは危険を察知することに人一倍長けているためです。
「お母さん、ウサギの耳はどうして長いの?」「それはね、遠くの物音を聞いて、危ないのを早く知るためよ」ってところです。
『じゃあ、他のメンバーも特殊な能力を持ってるんだ』と言われると「うーん……」となってしまいます。一応、シャモア、ヒョウ、フェネック、キャットなどが居るんですが、俊と違ってはっきり能力らしきものが現れているわけではありません。それなりに特徴はあって、もちろん麻雀は強いんですが、動物のニックネームは外見からつけたんじゃないかなぁと。まぁ、そんなものです。
現在は俊の出生の秘密が絡んで、父親であるデイヴィット・ディヴィス(通称、D・D)との戦いに突入しています。どのように転んでもハッピーエンドにはなり難いとおもうのですが、広げた風呂敷をいかにまとめるか楽しみにしましょう。 コミックスは12巻まで発売中。またPS2のゲームも販売されていました。中古で入手しやすいので、興味のある方はこちらもどうぞ。
【関連URL】
・竹書房近代麻雀THEWEB『兎-野生の闘牌-』サイト
http://kinma.takeshobo.co.jp/story/usagi/
●『ぴくぴく仙太郎』(布浦翼)
下記紹介サイトには「独身男がウサギを飼ってはいけません!?」ってなフレーズが書かれています。
「いーいんです!可愛いものが好きな男だっているんです!(川平慈英風に)」
講談社の「BE・LOVE」で連載中の作品は、イラストレイターの主人公、香沢麦(こうさわばく)と、ウサギの仙太郎の日常を描いたもの。一人と一羽を中心に、ほのぼのとした毎日が続いています。そんなポカポカな雰囲気が好まれているのか、講談社のBE LOVE KCは35巻、文庫版も12巻が発売中です。
私が氏の作品に初めて触れたのは、同じ講談社の週刊モーニングで連載されていた『柴王』です。こちらは柴犬の子供の冒険譚を描いたもの。可愛さと凛々しさバツグンなのですが、今年は戌年でないので紹介はここまで。
専門誌を含めて、ペット漫画は数多く描かれています。多いのは犬、ネコ、鳥、ハムスターってところ。ウサギはそれに次ぐくらいでしょうか。飼っているペットを題材にしているためか、どうしても短期連載に終わってしまいます。じっくり読みたい方には、この『ぴくぴく仙太郎』がお勧めです。
【関連URL】
・講談社コミックプラス『ぴくぴく仙太郎』紹介サイト
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000000063
●『×-ペケ-』(新井理恵)
小学館の「別冊少女コミック」で連載されていた4コマ漫画です。複数の主人公やテーマの作品が同時に進行するオムニバス形式の作品でした。その中の主人公の一人(一羽?)が、男子高校生の因幡浩 (いなばひろし)君です。
彼の外見はウサギそっくり。 二足歩行のウサギと言えば分かってもらえるでしょうか。全身脱毛をすると人間になるものの、すぐに毛が生えてウサギに戻ってしまいます。周囲の人間は、それを不思議に思っているんですが、なんとなく指摘できない状況が続いています。じゃあ不幸なのかと言えば、全然そんなことはありません。伊倉小紅(いくらこべに)と言う美人の彼女が居ますし、ラストでは結婚して子供もできちゃいます。そう、リア充なんですね。
彼の出生については、オムニバス形式の他の作品が絡んでいるようなのですが、そちらについては最後まではっきりすることはありませんでした。さぞ壮大で劇的なストーリーがあったのでしょうけど、ラストの因幡君の幸せな顔の前には、その土台になったと思えばなんのこともないはず。
別コミフラワーコミックス・スペシャルで刊行された全7巻は絶版のようですが、古本屋でたまに見かけるので探してみてください。また小学館文庫で再販されています。手っ取り早く読みたい方は、こちらをどうぞ。
以上、ウサギにちなんだ3作品を紹介してみました。
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。



