『侵略!イカ娘』がテレビアニメ化決定

週刊少年チャンピオン(2010年19号)にて、連載中の『侵略!イカ娘』がテレビアニメ化されると発表された。今年1月には『みつどもえ』のアニメ化が発表されており、同誌としては2作続けてギャグ漫画のメディアミックスとなる。

侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)

『侵略!イカ娘』は安部真弘によるギャグ漫画。現在コミックスが6巻まで発売されている。

海の底から人類侵略のため地上へ単身やってきた“イカ娘”が、なぜか海の家に居候してドタバタを繰り広げる……というストーリー。主役のイカ娘は、外見はほぼ人間の少女と同じだが語尾に「~イカ」「~ゲソ」が付く。スミを吐いたり頭の触手を自在に操ったり、いろいろシュールな設定である。このイカ娘が侵略そっちのけで、世間知らずぶりを発揮しながら毎回騒動を起こしていく一話完結形式の作品だ。

チャンピオン系のギャグ漫画としては「毒」が少なく、過激な暴力もお色気シーンも出てこない。キャラクター同士のかけあいで笑わせる正統派タイプなので、男女を問わず楽しむことができる。作者は過去に佐渡川準のアシスタントをしており、同誌で連載していた『無敵看板娘(こちらも2006年にテレビアニメ化)』の遺伝子を強く受け継いだと言えそうだ。

公式情報によればまだ放映時期やキャスト発表はなく、監督が『おおきく振りかぶって』で知られる水島努、制作会社が『ひだまりスケッチ』などのディオメディアと紹介されているのみ。原作最新刊が6巻までなのを考えると、1クールの放送期間となるのが濃厚だろう。

【アニメ版公式サイト】
http://ika-musume.com/