“伝説の検視官”倉石が再び ドラマ『臨場』4月7日スタート

横山秀夫原作の小説を原作としたテレビドラマ『臨場』。2009年4月にテレビ朝日系列で放送され、平均視聴率が約15%と好評の内に終了。これを受けて、4月より第2シリーズが放送される。

主人公の倉石義男を演じるのは、前作同様、内野聖陽。
原作における主人公の年齢は52歳ながら、テレビドラマの設定では46歳(前作は45歳)、そして当人は1968年生まれの41歳と10歳以上の差が出ているが、前作ではそれを感じさせない重厚な演技だった。対立しがちな警視庁管理官、立原真澄役に高島政伸。他に松下由樹や渡辺大、益岡徹、小林勝也など、実力ある兵が画面に揃った。
今回は倉石班に転機が訪れ、新たな立場で捜査に関わっていくことになる。もちろん検視官としての倉石の腕前は、前回以上に発揮されるだろう。

『臨場』の漫画版は小説を元に、芳文社「週刊漫画TIMES」にて連載されていた。
作家は『死刑囚の遺産』や、漫画サンデーで『なんちゃって駅弁』を連載中の上農ヒロ昭。巧みな描写で『臨場』の緊迫した雰囲気や、ハードボイルド感を余すところ無く表現している。コミックは2007年発売なので、新刊ではやや入手しづらいだろう。しかし昨年のドラマ化に合わせて、コンビニコミックが発売された。こちらは見かけることがあるかもしれない。また今回の第2シリーズに合わせて、再販もあり得るかも。

テレビドラマの放送日は4月7日(水)から。初回は2話連続エピソードで開始される。
死者の声を「根こそぎ拾う」凄腕の検視官。視聴率も「根こそぎ拾う」可能性大。

■テレビ朝日「臨場」公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/rinjo/index.html