「初音ミク(はつねミク)」。この名前を日本のインターネット上で目にする機会が増えたのは、いつからでしょうか。
正直に白状すると、筆者はツインテールの髪型が似合うこの美少女のことを目にするようになってから、しばらく正体がわかりませんでした。
アニメやマンガならば当然、作品名も一緒に聞こえてくるはずですが、彼女に関して伝わってくるのは、「初音ミク」という名前とキャラクター画像、そして、動画サイトのあちこちで目にする音楽つき動画の数々ばかり。
いったい、この子は何者なのだろう?と思いつつ、その状況のあんばいから、しばらくの間「ニコニコ動画」のイメージキャラクターだろうか…と勘違いしていました。
というわけで、今回は筆者のように漠然と名前やキャラは知っているけれど、その正体がいま一つわからない…という方のために、改めて初音ミクについてご紹介したいと思います。
「初音ミク」は、ヤマハ株式会社が開発した音声合成システム「VOCALOID(ボ―カロイド)」を使ったキャラクターのひとり。歌詞やメロディを入力してうまく調整すると、まるで人間のような声で歌わせることができるパソコンソフトです。
クリプトン・フューチャー・メディアから2007年に発売された「初音ミク」はキャラクターや声のかわいらしさが話題を呼び、動画共有サイト「ニコニコ動画」を中心にユーザーが制作した彼女のボーカル動画が次々登場するようになりました。
「初音ミク」はあくまでも音声ソフトに与えられたキャラクターにすぎず、公式サイトでも簡素な設定が公開されているだけです。しかし、そのおかげで好きなように彼女にキャラづけできる自由さが生まれたといえます。多くのユーザーが既存の楽曲だけでなく自作曲まで、様々なスタイルの初音ミク楽曲を作り出してネットに公開し、まさにユーザー主導で彼女の知名度は広がっていったのです。
この「初音ミク」人気を他のメディアも見逃さず、キャラデザインを担当したKEI氏による『メーカー非公式 初音みっくす』(ジャイブ)をはじめとする各種のコミカライズ、ゲーム、フィギュア発売など、彼女の活躍は様々な分野に派生。誕生日を記念したライブイベントも開かれ、ついに現実世界にまで影響力がおよんできました。
ユーザーたちが自らネット上で育て上げて圧倒的な支持を得た「初音ミク」。彼女こそネット世代の“バーチャルアイドル”であり、今日もネット上ではその歌声が響いているのです。
また、初音ミクがなぜここまで支持されたか要因として考えられるのが、声優の藤田咲を起用して作り上げた音声のかわいらしさです。
「ニコニコ動画」をはじめとする動画共有サイトでは「初音ミク」が歌う曲を多数楽しむことができますので、音楽好きな人はぜひ探してみてください。
中には珠玉の名サウンドもあり!初音ミクのいざないで、きっと音楽の世界が楽しく広がっていくはずです。
【関連URL】
・初音ミク(クリプトン・フューチャー・メディア VOCALOID特集)
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01.jsp

